![石橋を叩くな! 調子に乗れ! 初代南極越冬隊長が説く“創造的生き方”とは](https://www.toppoint.jp/uploads/20230616160704-054石橋を叩けば渡れない-2.jpg)
今週水曜日、6月21日は昼が最も長く、夜が最も短い「夏至」の日。夏の暑さもこれから本番を迎えます。
といっても、これは地球の北半球でのこと。南半球は同じ頃、夜が最も長い冬至の日を迎えています。そして、南半球の最南端である南極大陸には、一日中太陽が昇らない「極夜」が訪れます。国立極地研究所のホームページに掲載されている南極観測隊ブログによれば、今年は5月31日から7月11日までが極夜となるそうです。
現在、南極では第64次南極観測隊が活動中です。日本は、1957年に第1次南極観測隊が昭和基地を設立して以来、60年以上にわたって南極での観測を続けています。さきがけとなった第1次南極観測隊は、様々な困難を乗り越えて、その使命を果たしました。隊員らの挑戦の様子は、高視聴率を記録したNHKの番組「プロジェクトX」でも取り上げられており、ご記憶の方も多いのではないでしょうか。
今週Pick Upするのは、その第1次南極観測隊で越冬隊長を務めた西堀栄三郎氏の著書『石橋を叩けば渡れない[新版]』(西堀栄三郎/生産性出版)です。
本書のカバーに、「これは、西堀流創造的生き方のおはなしです」とあるように、創造性を発揮するための「心の持ち方」とはどのようなものか、南極越冬隊のエピソードなどを交えつつ語られた1冊です。氏の講演をもとに編まれているということもあり、わかりやすく、かつ面白く創造性について学ぶことができます。
本書には読者の創造性を刺激する文章があふれています。例えば、タイトルにもなっている「石橋を叩けば渡れない」と題した一節。著者は、新しいことをする上での心得を次のように述べています。
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