2014年6月号掲載

ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー

Original Title :The First 90 Days, Updated and Expanded:Proven Strategies for Getting Up to Speed Faster and Smarter

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著者紹介

概要

昇進、あるいは、新しい職場に異動したら、「最初の90日」が勝負。この期間をどう乗り切るかで、以後の成功、失敗がほぼ決まる。では、90日の間にすべきこととは? リーダーのキャリア移行を支援する著者が、「効率よく学ぶ」「初期の成果をあげる」「味方の輪をつくる」など、必要な作業を紹介。あらゆる新任管理職が踏まえるべきガイドラインを示す。

要約

最初の90日を乗り切るには?

 90日 ―― 。新しい任務に就いて最初の数カ月の行動で、成功するか失敗するかがほぼ決まる。

 新任リーダーが挫折する場合、必ずと言っていいほど、着任から数カ月のうちに生まれた悪循環に原因がある。

 なぜ、移行が重要なのか。

 1300人以上の人事担当上級管理者を対象に調査を行ったところ、約90%が「新しいポストへの移行期は、リーダーの職業生活において最も難しい時期である」とした。また、約3分の2が、「最初の数カ月の成否は、その職務全般の成否を占う重大な要素である」に同意した。

 つまり、移行がうまくいかないからといって、必ずしも失敗するわけではないが、成功の見込みははるかに薄くなる。

 移行期に適切な行動をとれば、急速に流れをつくり、さらに大きな成功へ突き進むことができる。

 では、そのために必要な作業を紹介しよう。

準備をととのえる

 昇進は、新しい旅の始まりである。新しい任務で優れた業績をあげるには何が必要か、昇進させてくれた人たちの期待を超えるにはどうしたらよいか、を考えなければならない。

・何を人に任せるかを考え直す

 昇進するたびに、対処すべき問題は複雑になる。そこで、何を人に任せるかを考え直す必要が出てくる。どのような任務に就いたとしても、うまく仕事を任せるためのカギはほぼ同じだ。

 信頼できる有能な人材でチームをつくり、目標と、進捗を測るための指標を設定し、全体的な目標をもとに個々の部下に仕事を割り当て、プロセスによって仕事の流れを支えるようにする。

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