2025.7.10

知っておきたい 日本経済の実相

知っておきたい 日本経済の実相
円安や物価高騰、そして賃金問題…。日本経済に関するニュースを、私たちは日々目にしています。しかし、大量の情報に接する中で、その実相が見えなくなってはいないでしょうか。
そこで今回は、日本経済の「現状」と「これから」がよくわかる良書5冊を厳選しました。いずれも、様々なデータをもとに専門家が日本経済を論じたものばかりです。
ビジネスパーソンにとって正しい経済知識を身につけることは、判断力の向上やビジネスチャンスの発見につながります。これらの書籍が、皆さまの未来の成長と成功へのヒントとなれば幸いです。

2025年5月号掲載

日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

日本の生産性は、この四半世紀で30%も向上した。しかし、実質賃金は横ばいのまま。なぜか? 人気エコノミストが、原因を読み解いた。儲かっても溜め込む大企業、長期雇用制を前提とした雇用慣行、株主至上主義に基づく企業統治改革…。日本経済が抱える様々な“死角” ―― 経済停滞を長期化させた要因を明確に示す。

著 者:河野龍太郎 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2025年2月
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2024年10月号掲載

弱い円の正体 仮面の黒字国・日本

円安が止まらない。2024年4月には1ドル160円台と、約34年ぶりの安値を更新。なぜか。弱い円の正体は統計上の数字だけでは見えない。こう指摘するエコノミストが、為替市場の「需給」を分析し、円安の真因に迫った。経常収支の分析から、インバウンド需要の黒字を上回る「新時代の赤字」、「仮面の黒字国」の姿が見えてくる。

著 者:唐鎌大輔 出版社:日経BP・日本経済新聞出版(日経プレミアシリーズ) 発行日:2024年7月
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2025年1月号掲載

ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」

人口が減り続けてやまない日本。今後、この国の経済・社会がどこへ向かうのか、各種データを基にアナリストが明らかにした。生産性は堅調だが、経済成長率は低迷。賃金は上昇基調に転じる。人手不足はますます深刻に…。先が見えにくい今だからこそ、知っておきたい“人口減少経済”における「変化」と「未来予測」を提示する。

著 者:坂本貴志 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2024年10月
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2024年12月号掲載

異次元緩和の罪と罰

2013年、「これまでとは全く次元の違う金融緩和」として始まった“異次元緩和”。2024年3月、日銀はこれに終止符を打つ。財政規律の弛緩、膨れ上がった日銀の国債保有残高、メディアや国民の不信…。類例がないこの政策は、日本経済の姿を変えた。元日銀理事が異次元緩和の11年間を総括し、問題点の数々を明らかにする。

著 者:山本謙三 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2024年9月
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2025年4月号掲載

日銀の限界 円安、物価、賃金はどうなる?

日本経済の長期的な停滞は、「異常な円安」の放置によってもたらされたものだ ―― 。この国の金融政策の問題点を、野口悠紀雄氏が喝破した。諸外国にはない日本経済ならではの弱さ、そして大企業を中心に進む、インフレに便乗した「強欲資本主義」の動きなど、政府・日銀の政策運営に影響を与える諸要素を、縦横に分析する。

著 者:野口悠紀雄 出版社:幻冬舎(幻冬舎新書) 発行日:2025年1月
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