2015.4.11

交渉に強くなる

交渉に強くなる
ビジネスにつきものなのが“交渉ごと”。
グローバル化が進み、国内外の企業とタフな交渉をしなければならない現代のビジネスパーソンにとって、交渉力は必須のスキルといえるでしょう。
そこで今回は、ハーバード大学教授をはじめ、交渉や説得の達人たちによる7冊の書籍をピックアップ。
信頼関係を築きつつ、お互いに利益を得られる交渉術や、ビジネスの難局を一撃で突破する説得術等々。
日本人は「交渉下手」だと言われますが、実践的なノウハウが詰まったこれらの書籍は、交渉時に“ここ一番”の力を生みだす力を与えてくれるはずです。

2013年6月号掲載

「超」説得法 一撃で仕留めよ

日々の仕事の中で、誰かを説得する場面は多い。一般に、その秘訣は“言葉を尽くし辛抱強く”とされるが、本書が説くのは、短い言葉の「一撃」で相手の心を摑むというもの。シェイクスピアの『マクベス』に出てくる魔女の話術、イエス・キリストが使った比喩のテクニックなど、興味深い事例の数々とともに、ビジネスの難局を一撃で突破する説得法が説かれる。

著 者:野口悠紀雄 出版社:講談社 発行日:2013年4月

2012年2月号掲載

ハーバード流交渉術 必ず「望む結果」を引き出せる!

「ハーバード流交渉術」の解説書として、30年以上にわたって世界的ベストセラーとなっている、『GETTING TO YES』の新版。穏便に進めればつけ込まれ、強気に出れば、相手も頑なになる…。一筋縄ではいかない交渉において、紳士的態度を保ちつつ、互いに正当な利益を確保するための手法が披露される。交渉力を磨く上で、ぜひ目を通しておきたい1冊。

著 者:ロジャー・フィッシャー、ウィリアム・ユーリー 出版社:三笠書房 発行日:2011年12月

2012年5月号掲載

議論に絶対負けない法

議論必勝法を紹介した書。著者は、議論の達人として名高い、米国の辣腕弁護士。40年以上にわたる弁護士活動を通じ、刑事裁判では無敗、民事裁判でも陪審員の圧倒的な支持を得てきた。そんな自身の経験をもとに、相手を攻撃するのではなく、信頼関係を築きつつ、自分の主張をうまく通す方法を説く。議論がヘタといわれる日本人にとり、示唆に富む1冊である。

著 者:ゲーリー・スペンス 出版社:三笠書房 発行日:2012年3月

2011年2月号掲載

決定版 ハーバード流“NO”と言わせない交渉術

「交渉」とは厄介なものである。たいていの場合、自分と交渉相手の利害は対立し、合意するのは難しい。そんな交渉の場で、自分の言い分を通すだけでなく、互いが納得できるように話をまとめる方法を説いた書である。交渉学の権威として各界の指導者にアドバイスしてきた著者が、人間心理の機微に踏み込んだ、「5段階のアプローチ」からなる交渉術を伝授する。

著 者:ウィリアム・ユーリー 出版社:三笠書房 発行日:2010年12月

2011年4月号掲載

言葉でたたかう技術 日本的美質と雄弁力

1953年、米国に留学した著者は、その後、フランスへも留学した。多くの欧米人と接する中、様々な議論、口論を経験したが、過去50年、一度も負けたことがないという。そんな「けんか上手」な著者が、勝つための弁論術を伝授。テクニックだけでなく、日本人がなぜ議論ベタなのか、我々「島国の民」の美点と弱点を論じたその内容は、優れた日本人論にもなっている。

著 者:加藤恭子 出版社:文藝春秋 発行日:2010年12月

2010年7月号掲載

交渉の達人 いかに障害を克服し、すばらしい成果を手にするか

絶望的に思えた状況を完全にひっくり返す、相手との関係や評判を強化しながら、取引をうまくまとめる…。そんな「交渉の達人」になるにはどうすればよいか。ハーバード・ビジネススクールで交渉術を教える2人の著者が、最新の心理学なども踏まえた基礎理論、そして実践の仕方をわかりやすく解説する。「ハーバード流交渉術」を体系的に学ぶことができる1冊。

著 者:ディーパック・マルホトラ、マックス・H・ベイザーマン、森下哲朗(監訳) 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2010年5月

2002年11月号掲載

トップに売り込む最強交渉術

成績不振から解雇寸前に追い込まれた営業マンが行ったこと。それは企業トップに直接売り込むことだった。それが奏功し、彼はトップセールスマンの地位を固める。 ―― そんな体験を持つ著者が、企業の「VITO(最重要最高幹部)」の攻略法を指南する。キヤノン、3M、ヒューレット・パッカードなどが採用する究極のセールス必勝法が余すところなく披露される。

著 者:アンソニー・パリネロ 出版社:翔泳社 発行日:2002年8月

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