月刊誌『TOPPOINT』の各号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。

次月号の公開予定日:2026年7月24日

AI過大評価社会 AIには何ができて、何ができないか

AIは急速な発展を遂げた。未来を予測する「予測AI」は、今や企業や政府で広く利用されている。しかし、企業の宣伝通りに機能しない予測AIも少なくない。実際の性能は、どうなのか。本書は、人事採用や犯罪、病気のリスク予測など、様々な事例を紹介しながら、AIにできること・できないことを明らかにする。

著 者:アルヴィンド・ナラヤナン、サヤシュ・カプール 出版社:草思社 発行日:2026年4月
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差別と格差の経済学

個人や組織、国の間で生まれる“格差”。それをもたらすものとは? 「わずかな差が、結果の大きな差に結びつく」という著者が、国家や民族、企業など様々な事例を挙げ、格差の原因についてわかりやすく解説。従来の格差=差別という社会観を一蹴し、不平等な成果分布は、自然界でも人間社会でも一般的に見られると述べる。

著 者:トマス・ソウェル 出版社:日経BP 発行日:2026年4月
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贅沢と欲望の経営史 あなたはなぜ今日もスタバに行ってしまうのか

現代資本主義の勝者であるGAFA。いまだ圧倒的な力を持ち続けている彼らの強みを、「欲望の経営史」という視点から読み解いた書だ。香辛料などの贅沢品はいかにして人々の欲望を刺激したのか。これらの品々は資本主義とどう関わってきたのか。その歴史を様々な事例を通して考察し、GAFAのビジネスモデルの核心に迫る。

著 者:坂出 健 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2026年4月
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コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる

「優れたリーダーは○○をする」。リーダーシップ論の多くは、リーダーにとって重要なのは「行為」だと論じる。だが、本書は言う。同じ行為でも、部下との関係などで結果は変わる。リーダーの役割は、その「文脈=コンテキスト」を読み解き、組織の物語に編み直すことだ、と。新たな視点でリーダーのありようを示した1冊。

著 者:山口 周 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2026年4月
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世界のビジネスエリートが身につける教養 文化人類学

グーグル、マイクロソフト…。近年、名だたるグローバル企業が「文化人類学」の知見を経営戦略に取り入れている。この学問の何が注目されているのか。本書は、約150年におよぶ文化人類学の歴史を紐解くとともに、「機能主義」「構造主義」といった理論がビジネスの現場でどう役立つのかを、興味深いトピックを挙げて解説する。

著 者:大川内直子 出版社:SBクリエイティブ 発行日:2026年4月
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AIで価値を生み出す思考と技術

単に生成AIを使うだけでは成果は上がらない。これを使いこなし、新しい価値を生み出すにはどうすればいいのか? AI検索で思考を深掘りする方法、実務で使えるプロンプト設計、組織導入の秘訣など、ビジネスパーソンが知っておきたい思考と技術を解説。生成AIを“便利ツール”から仕事の武器に変える、実践知が詰まった書だ。

著 者:諌山圭司、福田匠磨 出版社:SBクリエイティブ 発行日:2026年4月
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脳をオフにせよ 仕事も人間関係もうまくいく集中術

仕事に集中できない、頑張っているのに生産性が上がらない…。現代人の多くが抱える、こうした悩みに応える1冊だ。心理学の最新エビデンスをもとに、集中力が低下する要因を示し、無理なく生産性を高めるコツを伝授。パフォーマンスを最大化するカギは、脳のオン・オフ、すなわち「集中」と「脱集中」の切り替えにある!

著 者:マルク・ティッヘラー、オスカル・デ・ボス 出版社:日経BP 発行日:2026年4月
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自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法 静かな時間の使い方

私たちの思考や行動は、社会規範や外部の期待に大きく左右される。世間的な正しさ、上から課された数値目標…。本書は、これらの「騒音(ノイズ)」に惑わされずに、本当の自分を見つめ直す方法を説いたもの。自らの行動・思考・感情を静かに振り返ることで、「人生の手綱」を取り戻す。そんな内省の技法が実践的にまとめられている。

著 者:安斎勇樹 出版社:朝日新聞出版 発行日:2026年4月
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戦後日本経済史
Editor's Collection

戦後日本経済史

1945年の終戦から80年。この間、日本は空前の高度成長を遂げた後、1995年を境に長期停滞に陥った。なぜ日本経済は失速したのか。アベノミクスや円安政策が経済成長につながらなかった理由とは。その原因を、隆盛と衰退を経験した経済学者・野口悠紀雄氏が探る。さらに“老いる日本”が、今後直面する課題についても論じる。

著 者:野口悠紀雄 出版社:東洋経済新報社 発行日:2025年7月
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恋愛と贅沢と資本主義
Longseller Collection

恋愛と贅沢と資本主義

資本主義の原動力は、「恋愛」と「贅沢」である! マックス・ウェーバーと同時代を生きたドイツの経済史家は言う。ヨーロッパの王侯貴族や新興成金の贅沢の背景には、「愛妾」や「高等娼婦」の存在がある。そして、彼女らの消費が資本主義の発展をうながした、と。“奢侈”の効用、意味合いが、豊富な資料をもとに示される。

著 者:W.ゾンバルト 出版社:講談社(講談社学術文庫) 発行日:2000年8月
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