悪いヤツほど出世する

Original Title :Leadership BS

組織・人事リーダーシップ
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著者紹介

概要

「リーダーは信頼を得よ」「最後に頼れる人であれ」…。リーダーシップに関する本や研修などでは、こう説かれる。だが、それを知っているであろうリーダーが、部下を失望させ、会社を破綻させたりしている。なぜか? スタンフォード大学ビジネススクール教授が、実例を挙げ、巷にはびこるリーダー論の「ウソ」を暴く。

要約

謙虚:控えめなリーダーはいるのか?

 部下を失望させるリーダー、会社を破綻に追い込むリーダーがいる。そして、自分自身を破滅に導くリーダーもいる。そうした例が少なくない。

 リーダーシップについては多くの本が書かれ、リーダー養成のための講演やセミナーが実施されているのに、なぜこういうことになるのか。

 書籍、講演、研修等々、リーダーシップに関するありとあらゆる活動が長年行われているが、その内容は数十年間ほとんど変わっていない。主なものを挙げると、リーダーは信頼を得よ、真実を語れ、人に尽くせ、控えめであれ、等々である。

 どれも大変結構だが、効果のほどは疑わしい。リーダーシップ教育は失敗した、といえよう。

 多くの専門家は、リーダーは控えめであれ、謙虚であれ、と説く。

 例えばジム・コリンズは、ベストセラーになった『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』で「第五水準のリーダー」について書いている。これは飛び抜けてすぐれたリーダーで、長期にわたり高業績を維持させることのできる稀有な手腕の持ち主を意味する。

 そして彼らの最大の特徴は、謙虚さだという。謙虚な人間は信頼され、部下は一丸となって目標達成に取り組むというのである。

 望ましいリーダーの資質として謙虚さを挙げるのは、コリンズだけではない。そうした主張は、多くの本や論文に見受けられる。

謙虚でないリーダーは、なぜもっとよいのか

 だが、「謙虚であれ」という教えには重大な問題点がある。第1に、謙虚な人は少ないし、ことリーダーに関する限りきわめて少ない。

 1965年からコリンズが調査をした時点までに、フォーチュン500社にランクインした企業は延ベ1435社。その中でまずまず優秀な企業から偉大な企業へ飛躍したのは11社。確率は1%。つまり、第五水準の謙虚なリーダーはたった11人だ。

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