2023.7.10

事例から学ぶ マーケティング戦略

事例から学ぶ マーケティング戦略
“マーケティング戦略”は、企業業績を向上させ、顧客満足を創造する上で欠かせないもの。ただし、効果的な施策を展開するには、市場調査や顧客分析、広告戦略など、様々な手法や広範囲にわたる知識が必要です。
今回の特集では、そうしたスキルや知識を身につけ、マーケティングの成功ノウハウを学ぶことのできる5冊の良書を選り抜きました。
取り上げた書には、USJ、アース製薬、ワークマンといった優良企業がどのような視点でマーケティングに取り組み、成功を収めたのかがわかりやすく綴られています。各社の事例に目を通すことで、自身のビジネスに応用するヒントが得られることでしょう。

2016年6月号掲載

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

2015年度の入場者数は過去最高の1390万人。新規事業の成功率97%。業績が好調なUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のマーケティング最高責任者が、その成功ノウハウを語った。本書で明かされる「マーケティング思考」は、マーケターだけでなく、あらゆるビジネスの成功確率を高める大きなヒントになるはずだ。

著 者:森岡 毅 出版社:KADOKAWA 発行日:2016年4月

2019年1月号掲載

「ごきぶりホイホイ」生みの親 大塚正富のヒット塾

大塚正富・アース製薬(株)元社長は、「ごきぶりホイホイ」をはじめ、数々のロングセラー商品を生み続けてきた。本書は、このヒットメーカーの足跡を、本人や関係者への取材をもとに、丹念にたどる。また、マーケティングの視点から、氏の思考・行動を徹底分析し、ヒット商品を生み出す上で何が必要なのかを探っていく。

著 者:廣田章光(編著)、日経ビジネススクール(編著) 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2018年11月

2020年9月号掲載

ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか

作業服専門店「ワークマン」。2019年の消費増税後も、新型コロナ禍の中にあっても右肩上がりに成長し、国内の店舗数はユニクロを超えた。その強さを支えるビジネスモデルに迫った書だ。在庫リスクを恐れず新商品を生み出す、データを見ながら何でも変える…。同社の改革の数々、それは激動の時代を生き抜くヒントでもある。

著 者:酒井大輔 出版社:日経BP 発行日:2020年6月

2017年1月号掲載

MUJI式 世界で愛されるマーケティング

無印良品(MUJI)の人気と知名度は高い。現在、約7000品目の商品を販売。日本ばかりか欧米でも人気は定着し、最近はインドや中東にも進出している。なぜMUJIは “世界で愛される”のか。「一番普通の形を目指す」「ターゲットを絞らず、最大公約数を探す」等々、MUJIならではの取り組みについて、マーケティングの知見を交え説く。

著 者:増田明子 出版社:日経BP社 発行日:2016年11月

2013年11月号掲載

ゲームのルールを変えろ ネスレ日本トップが明かす新・日本的経営

2013年に100周年を迎えた老舗の外資系企業、ネスレ日本。同社100年の歴史の中で、史上初の生え抜き日本人CEOに就任した著者が、経営に対する自らの考え方を語った。日本企業が低迷している原因は、高度成長時代の「ニッポン株式会社モデル」からいまだ脱却できていないことにあり、リーダーが先頭に立って「ゲームのルール」を変えることで、道が拓けると説く。

著 者:高岡浩三 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2013年9月

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