2022.12.6

稲盛和夫 ~一時代を築いた名経営者

稲盛和夫 ~一時代を築いた名経営者
去る2022年8月24日、京セラ創業者の稲盛和夫氏が逝去されました。謹んでお悔やみを申し上げます。本日12月6日には、東京都内で「お別れの会」が執り行われるとのことです。
京セラやKDDIの創業、日本航空(JAL)の再建を成し遂げ、“経営の神様”と称された稲盛氏。企業経営のみならず、「盛和塾」の塾長として後進の育成に心血を注ぎ、数多くの著作を遺されました。弊誌『TOPPOINT』でも、『アメーバ経営』『燃える闘魂』など多数を紹介しております。
今回の特集では、そのご逝去を悼み、稲盛氏が手がけられた著作の数々を集めました。戦後の日本経済を牽引し、一時代を築いた名経営者の哲学や人生観に触れるきっかけとなれば幸いです。

2010年6月号掲載

アメーバ経営 ひとりひとりの社員が主役

高収益を上げ、発展を続ける京セラ。その経営を支えるのは、創業者・稲盛和夫氏が生み出した「アメーバ経営」だ。これは、会社の組織を「アメーバ」と呼ばれる小集団に分け、社内のリーダーにその経営を任せることで、社員1人1人が自主的に経営に参加する“全員参加経営”を実現するものである。このユニークな経営管理手法の全貌を、氏自ら詳述する。

著 者:稲盛和夫 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2006年9月

2011年6月号掲載

生き方 人間として一番大切なこと

京セラやKDDIなどを育て上げた日本有数の経営者、稲盛和夫氏。『アメーバ経営』『稲盛和夫の実学』『高収益企業のつくり方』等の著作により、その独自の経営哲学は広く知られるところだが、本書では、人間の「生き方」というものを根幹から見据え、思うところを語り尽くす。稲盛氏ならではの視点、そして経験に基づく、味わい深い人生論である。

著 者:稲盛和夫 出版社:サンマーク出版 発行日:2004年8月

2013年9月号掲載

働き方  「なぜ働くのか」「いかに働くのか」

人はなぜ働くのか? 稲盛和夫氏が、自らの体験を織り交ぜながら、働くということに込められた、根本的な価値を説く。人生に苦難はつきものだが、「働く」こと自体に、そうした過酷な運命を克服し、人生を希望あふれるものにする力がある、と氏は言う。働くことの目的を見失いがちな今日、労働の意義、素晴らしい可能性に、改めて気づかせてくれる書である。

著 者:稲盛和夫 出版社:三笠書房 発行日:2009年4月

2017年5月号掲載

考え方 人生・仕事の結果が変わる

「人生は『考え方』によって形づくられる」。当代随一の経営者・稲盛和夫氏が、人間として正しいことを正しいままに貫くことの大切さを綴った。大きな志を持つ、努力を惜しまない…。善き考え方を持つことで、人生を好転させ、困難を克服してきた氏が、来し方を振り返りつつ、人生の結果を大きく左右する考え方について語る。

著 者:稲盛和夫 出版社:大和書房 発行日:2017年4月

2022年11月号掲載

経営12カ条 経営者として貫くべきこと

京セラ、KDDI、そしてJALと、経営の第一線を歩き続けた稲盛和夫氏。その氏が、経営者は何を思い、何を行うべきか、貫くべき経営の要諦を説いた。事業の目的・意義を明確にする、具体的な目標を立てる、強烈な願望を心に抱く…。2022年8月に逝去した氏の経営の集大成ともいうべき12の原理原則が、力強く明快に語られる。

著 者:稲盛和夫 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2022年9月

2017年1月号掲載

「成功」と「失敗」の法則

人生における真の「成功」を獲得するために、いかに思い、いかに生きるべきか ―― 。京セラ、KDDIを創業し、世界的企業へと発展させた稲盛和夫氏が、懸命に生きる中で得た人生哲学を綴った。「試練を通じて人は成長する」「善き思いをベースとして生きる」等々、素晴らしい人生を送るための原理原則が平易に説かれている。

著 者:稲盛和夫 出版社:致知出版社 発行日:2008年9月

1998年12月号掲載

稲盛和夫の実学 経営と会計

ビジネス環境が激変する今日、経営者に求められるのは、自社の経営の実態を正しく把握した上で、的確な判断を下すこと。そのためには、会計に精通していることが不可欠だが、これほど重要な会計が日本では軽視されている――。このように述べる稲盛和夫氏が、自らの経営哲学、そしてそれをベースにつくり上げた会計学の原則をわかりやすく解説する。

著 者:稲盛和夫 出版社:日本経済新聞社 発行日:1998年10月

2009年5月号掲載

[新装版]心を高める、経営を伸ばす 素晴らしい人生をおくるために

1989年に刊行された同名書の新装版。ご存じ、京セラの創業者・稲盛和夫氏が、自身の人生観や経営哲学について語る。「常に原理原則を基準として判断し、行動する」「商いの極意はお客様から尊敬されること」…。これまで、多くの人に示唆を与えてきた氏の言葉は今日においても、色褪せることなく、説得力をもって心に迫る。

著 者:稲盛和夫 出版社:PHP研究所 発行日:2004年4月

2013年11月号掲載

燃える闘魂

今の日本に必要なのは、「燃える闘魂」である。それが企業のリーダーに欠けていたことが、閉塞感漂う経済社会をもたらした ―― 。こう喝破する稲盛和夫氏が、不屈不撓の一心で経営に当たることの大切さを説く。負けてたまるか! 強い思いを抱き、歯を食いしばり、経営に携わってきた氏の経営哲学は、混迷の時代を生き抜く勇気と指針を与えてくれるだろう。

著 者:稲盛和夫 出版社:毎日新聞社 発行日:2013年9月

2007年11月号掲載

人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ

西郷隆盛が好んだ言葉「敬天愛人」を京セラの社是とし、経営の指針としてきた稲盛和夫氏。その氏が、西郷の教えをまとめた『南洲翁遺訓』を独自の解釈で読み解き、人が正しく生きていく上での真理を明らかにする。現代の乱れた世相を正すには、人の心を見つめ直す以外に道はない ―― そう語る氏が、人生の王道を歩むための道しるべとして著した1冊。

著 者:稲盛和夫 出版社:日経BP社 発行日:2007年9月

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