月刊誌『TOPPOINT』の各号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。

次月号の公開予定日:2026年10月26日

分断と反知性主義のアメリカ 知性の敗北と再建の政治経済学

今、アメリカでは民主主義の基盤が揺らいでいる。イデオロギーや経済格差の拡大などにより、社会の「分断」が深まっている。そして、専門家を信用せず、彼らが公共的な意思決定に関わることを疑問視する「反知性主義」が広がっている。なぜ、こうしたことが起きたのか。歴史を繙きつつ、その背後にあるロジックを明らかにする。

著 者:廣光俊昭 出版社:日本評論社 発行日:2026年6月
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ヒトとAI

近年、AIは文章や画像の生成はもちろん、車を運転し、人の相談に応じるなど、飛躍的に進化している。これからAIがさらに普及していくと、仕事や生活、社会はどのように変化するのか。ヒトはどんな役割を担うのか。この数年間で明らかになった事実を踏まえ、人間がAIと共に生きていく、新しい社会の“見取り図”を描く。

著 者:岡野原大輔 出版社:岩波書店(岩波新書) 発行日:2026年7月
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なぜ「賢い人」が集まってしょうもない意思決定がなされるのか 身近な疑問からみる日本型組織の「無駄の構造」

個々人は優秀なのに、集団になると愚かになる。誰もが失敗すると思っているプロジェクトが、全会一致で承認されるなど、日本企業は「集団浅慮」に陥りがちだ。その原因は、個人の資質や組織風土ではなく、組織の構造自体にある。そう述べる組織論の第一人者が、日本ならではの「共同体型組織」の悪弊を指摘、その解決策を示す。

著 者:太田 肇 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2026年7月
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人は仕事の場で育つ

人はいかにして仕事の場で育つのか。日本を代表する経営学者・伊丹敬之氏が、事例を交え論じた。経験と学びを通じて人が自ら育つプロセスを示すとともに、「仕事内容そのもの」「権限委譲の大きさ」など、成長に大きく貢献する6つの要素を詳述。人が育つ場を適切に設計したいと願う経営者に、多くの示唆を与えてくれる書だ。

著 者:伊丹敬之 出版社:東洋経済新報社 発行日:2026年8月
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サムスン元CEOが教える仕事の極意 ――会社員として成功したいすべての人へ

韓国・サムスン電子のモバイル事業を牽引し、成功へと導いた元CEOが、長年培った仕事術を惜しみなく披露する。持たざる者の武器は「時間」、創造力は「足」から生まれる、「安定」と「安住」の違い…。何のスペックもない会社員からグローバル企業のトップに昇りつめた著者ならではの、厳しくも温かいアドバイスが満載だ。

著 者:コ・ドンジン 出版社:作品社 発行日:2026年8月
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RETIRE SHIFT(リタイア・シフト) 人生100年時代の引退戦略

これまで、リタイア(仕事の引退)の時期は会社が決めていた。だが近年、人手不足を背景に、主導権は会社から会社員に移りつつある。自分で辞め時を決められる「リタイア・シフト」の時代に、いつまで働くか。老後の備えはどう準備するのか。ベストな引退戦略を導くための心構えや選択のコツを、リタイアの専門家が説く。

著 者:山崎俊輔 出版社:東洋経済新報社 発行日:2026年7月
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病は言葉から 脳はなぜ情報を「毒」に変えてしまうのか?

注射される時、医師が「痛いですよ」と言うと余計に痛くなる。薬の副作用は「事前に説明」されると出やすくなる ―― 。これらは「ノセボ効果」と呼ばれる。医師やメディアなどが発する否定的な情報が引き金となり、実際に具合が悪くなる現象だ。本書は、医学の世界的権威らがこの不思議な現象について論じた初の一般書である。

著 者:マイケル・H・バーンスタイン(編著)、シャーロット・ブリーズ(編著)、コシマ・ロッハー/ウォルター・A・ブラウン(編著) 出版社:白揚社 発行日:2026年8月
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幸福感とは身体感覚である 4つのホルモンを増やして体の中から幸せになる

幸福とは、頭で考えて得るものではない。歩く、触れる、誰かと笑うなど、身体を通して受け取るものだ。心を整えるセロトニン、前に進む力となるドーパミン、温かさを生むオキシトシン、多幸感をもたらすエンドルフィン。身体を動かすことで生じる、これら4つの「幸福ホルモン」の仕組みと働きを、身体心理学者が解説する。

著 者:山口 創 出版社:草思社 発行日:2026年7月
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多様性バカ 矛盾と偽善が蔓延する日本への警告
Editor's Collection

多様性バカ 矛盾と偽善が蔓延する日本への警告

「多様な立場の人に配慮しろ」と主張しながら、他者を批判・否定する ―― 。上っ面の多様性を口にする、いわば「多様性バカ」が、SNSなどで跋扈している。何がこうした状況をもたらしているのか? テレビ、新聞などでおなじみの生物学者が、その原因を明らかにする。そして、理想的な多様性社会に必要なルールを説く。

著 者:池田清彦 出版社:扶桑社(扶桑社新書) 発行日:2024年9月
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[新版]どんな時も人生に「YES」と言う
Longseller Collection

[新版]どんな時も人生に「YES」と言う

「なぜ、自分は生まれてきたのか」「人生に意味はあるのか」…。現代人が感じる「むなしさ」の源を示し、より良く生きるための考え方を語る。『それでも人生にイエスと言う』の著者、オーストリアの精神科医V・E・フランクルの“絶対肯定の哲学”を、わかりやすく説いた1999年刊行の書の新版。読後、前向きになれる1冊である。

著 者:諸富祥彦 出版社:PHP研究所 発行日:2024年4月
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