 
   今月7日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが、イスラエルに向けて奇襲攻撃を開始。それに対してイスラエルは報復攻撃を加え、双方で多くの人命が失われました(「ハマスがロケット弾数千発 イスラエル首相「戦争状態」」/日本経済新聞2023年10月7日)。
 今回に限らず、ユダヤ人国家であるイスラエルとアラブ系のパレスチナとの間では、紛争が相次いで発生しています。ではなぜ、紛争が発生しているのでしょうか? そもそも、何が問題なのでしょうか?
 こうした疑問に答えてくれるのが、今週Pick Upする本『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』(ダニエル・ソカッチ 著/NHK出版 刊)です。
 著者のダニエル・ソカッチ氏は社会活動家で、イスラエルの民主主義を名実共に達成させるためのNGO、「新イスラエル基金」のCEOを務めています。氏はアメリカで生まれ育ったユダヤ人ではありますが、ユダヤ人側に肩入れすることなく、イスラエル-パレスチナ問題について中立的な視点で描いています。
 このことは、ソカッチ氏が本書の「はじめに」で次のように述べていることからもうかがい知れるのではないでしょうか。        
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