2022年11月号掲載

解決できない問題を、解決できる問題に変える思考法

Original Title :WHAT'S YOUR PROBLEM?:To Solve Your Toughest Problems, Change the Problems You Solve (2020年刊 )

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著者紹介

概要

厄介な問題に直面すると、人は解決策を探すことに熱中しがち。そんな時、自分が「問題をどう捉えているか」まで気が及ばない。だが、その捉え方を変えると、これまでとは全く違う優れた解決策が見えてくる。本書は、この「リフレーミング」のスキルの身につけ方を解説。正しい問題に狙いを定め、解決に導くヒントが示される。

要約

リフレーミングとは何か?

 私たちは何らかの問題に直面した時、それを解決しようと考える。その際、「解決すべき問題」を見誤ると、多くの時間やお金をムダにすることになる。この「解決すべき問題」、すなわち「正しい問題」に狙いを定める能力を磨いていけば、あなたの人生や活動は大きく変わるだろう。

 そのために必要なのが、「問題のリフレーミング」というスキルである。50年以上にわたる研究の結果、リフレーミングは超強力なスキルの1つであることがわかっている。

 それは、問題解決に対してだけではない。リフレーミングをマスターした人々は、意思決定の能力が高まり、独創的なアイデアを思いつき、より充実した人生を送れるようになるという。

遅いエレベーターの問題

 有名な例を示してリフレーミングを説明しよう。

 あるオフィスビルで、テナントからエレベーターに関する苦情が出た。エレベーターが古くて遅く、待ち時間が長すぎるというのだ。

 多くの人はこの問題の解決策として、エレベーターをもっと速くするアイデアを考えようとする。確かに、それは有効かもしれない。だが、ビルの管理会社が提案したのは、「エレベーターの横に鏡を取りつける」という対策だ。このシンプルな対策1つで、苦情の数は劇的に減った。夢中になって見られるもの(この場合は自分の姿)があると、人は時間を忘れる傾向にあるからだ。

より解決に適した問題

 鏡を取りつけるという解決策は、最初に述べられた問題(エレベーターが遅い、待ち時間が長い)を解決してはいない。エレベーターを実際に速くしているわけではないからだ。

 この解決策はむしろ、「問題の別の捉え方」を提案している。つまり、「問題をリフレーミングしている」のだ。具体的に言えば、最初の問題のフレーミング(捉え方)は「エレベーターが遅すぎる」だった。この問題をリフレーミングして、「待ち時間がうっとうしい」と捉えたのだ。

 

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