2021年11月号掲載

モンク思考 自分に集中する技術

Original Title :THINK LIKE A MONK

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著者紹介

概要

「僧侶の心(モンク・マインド)」を学べば、真に自分らしい人生を送ることができる ―― 。今日、多くの人が不満を抱え、不安に悩まされながら生きている。心穏やかに、ブレない生き方をするには、自分が求めているものの根っこを掘り下げる必要がある。そのためのステップを、SNSフォロワー4000万人超の元僧侶が伝授する。

要約

手放す

 もし君がバスケットの選手になりたければマイケル・ジョーダンを、イノベーションが必要ならイーロン・マスクを研究するだろう。

 では、心(マインド)を鍛えて平安と落ち着きを手に入れ、人生の目的を見つけたければ、どうするか?

 僧侶に聞きに行こう。その道の専門家だから。地球上で最も心穏やかで、幸せで、最も明確な目的意識をもって、彼らは生きている。

 僧侶の心 ――「モンク・マインド」が目指すのは、エゴ、嫉妬、欲望、不安、怒り、不満、悩みから自由になることだ。僕らの心を、そんなモンク・マインドに育てることは不可能ではない。

 そのためのステージは、次の3つだ。

 ①「手放す」→②「成長する」→③「与える」

 まずは第1のステージ、「手放す」。これは、僕らの成長を押しとどめている外的要因、自分の内側にある障害物などを削ぎ落としていく段階だ。

メディアが心に与える影響

 僕が僧侶の修行を始めて最初に気づいたのは、僕らの価値観は心(意識)に入り込むものによって左右されるということだ。映画、音楽、本、テレビ番組…。そういうものは、すべて心に影響を与える。セレブのゴシップ、成功者の物語、ネガティブなニュースを吸収すればするほど、僕らの価値観は妬み、競争心、不満に汚されていく。

 一方、自分自身を観察して、見極めることによってモンク・マインドは育つ。そして、観察と見極めは、ゆとりと静けさから始まる。

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