2021年6月号掲載

組織が変わる

マネジメント組織・人事コミュニケーション・心理学
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著者紹介

概要

職場に活気がない、新しいアイデアが生まれない…。このように組織が硬直化し、“閉塞感”が漂う企業は少なくない。こんな状況を変えるには、「対話」が必要。著者はこう指摘し、4人1組で行う、新しい対話の方法「2 on 2(ツー オン ツー)」を紹介する。表面的な問題の裏にある真の問題を明らかにし、改善を図る画期的な方法だ!

要約

組織で対話が必要な理由

 日本経済は、「失われた30年」といわれる低迷を続けている。企業には閉塞感が充満し、かつての自信や輝きは失われつつある。

 だんだんと会社の調子が悪くなってきていることには気づいているし、考えられる原因はいくらでも挙げられるが、これといって真因の特定はしにくい。状況は着実に悪化しているけれども、何から手をつければいいのかわからない…。そんな状況を感じている人は少なくないだろう。

 こうした状況を「組織の慢性疾患」と、私は呼ぶ。慢性疾患とは「根治は難しいが、寛解(症状が落ち着いて、安定した状態を保てる)を目指す」類の病だ。

正体不明の組織の閉塞感は、何が原因なのか

 組織の不調の諸症状には、例えば次のようなものがある。あなたの会社や組織で当てはまるものはないだろうか?

    • ・新規事業の立ち上げがうまくいかず、既存事業をジリ貧で継続している
    • ・現場から新しいアイデアが上がってこない
    • ・業務のIT化を進めると言っているが、何ひとつ進んでいない
    • ・職場に活気がなく、部署の連携も悪い

 こうした「閉塞感=慢性疾患」は、なぜ生じるのか。これは、組織の成長の代償なのである。

 企業が成長すれば、今までの事業を繰り返す組織の慣性力と、新しい事業との間に方向性の食い違いが生じる。この食い違いが積み重なると、大きな閉塞感として手のつけどころがわからない慢性疾患になっていく。

 閉塞感を放置すれば、確実に組織は悪化する。

組織の慢性疾患を改善する方法論「対話」

 このような組織の慢性疾患を改善するのに有効な方法論が「対話」である。

 対話とは、単に問題解決することを目指すのではなく、様々な視点・角度から眺めることを通じて、よりよい組織の状態をつくる道筋を見つけるための方法論である。

 

組織が抱える慢性疾患へのアプローチ

 では、組織が抱える慢性疾患に、どう対処すればいいのか。

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