ハーバード流 子育ての公式

Original Title :THE FORMULA

自己啓発人生論
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著者紹介

概要

大きな成功を収めた人は、どう育てられたのか? ハーバード大学の学生と親へのインタビューにより、優秀な人間を育てる「子育ての公式」が判明した。それは、子供の人生の各段階で、親が“8つの役割”を果たすこと。この公式を使えば、生来の能力や環境に関係なく、子供は学業成績が上がり、充実した人生を送れるという。

要約

優秀な人はいかに育てられたのか

 並外れた成功を収めた人に出会うと、こう思わずにいられない。一体どうやって成功したのか?生まれついた才能のおかげだろうか?

 大きな成功を収めた人が、どのようにして優秀な人間に育っていったのかを知るために、私たちは15年かけて、200人の成功を収めた人とその親の何人かにインタビューを行った。すると、親の生いたちや生活環境は違っても、子供への接し方には、驚くほどの共通点が見られた。

 私たちは、それを「子育ての公式」と名づけた。

ハーバード大学の学生と親へのインタビュー

 この公式を生むきっかけとなった調査がある。著者の1人ロン・ファーガソンが行った「ハーバード大学育ち方プロジェクト」だ。

 このプロジェクトでは、ハーバード大学の学生数百人にメールを送り、「あなたの成功に両親はどんな役割を果たしましたか」と尋ねるインタビューへの参加を呼びかけた。

 すると、ほぼあらゆる社会階層の多様な生いたちの学生のエピソードが集まった。黒人、白人、アジア系…。医師、弁護士、教授の子もいれば、バス運転手、料理人の子もいた。韓国、中国、インドで生まれた学生もいれば、アフリカ、メキシコで生まれた学生もいた。とはいえ、ほとんどが全米各地で生まれ育ったアメリカ人だった。

 彼ら1人1人にインタビューを行い、子供時代の思い出と両親が果たした役割を探った。さらに、大学卒業後に改めてインタビューを行い、彼らを育てた親にも話を聞いた。

公式を使いこなすには地位もお金もいらない

 私たちは、話を聞いた親を「子育ての達人」と名づけた。達人の多くは一流の学校で学んだわけではなく、高校さえ卒業していない親もいた。

 彼らが人と違うのは、親自身は凡人でも、大きな目標と使命感をもった、自分の頭で考える賢い子供を育てるため努力を惜しまなかったことだ。また、子供を対等に扱い、子供の意見を尊重し、何か質問されればよく考えた上で答えていた。

 貧富の差に関係なく、全員が熱心に子供に関わり、ビジョンを示していた。誰もが必死に時間を見つけ、お金をやりくりして、子供がいい成績をとれるよう手助けしていた。

 達人の原動力は、自分の体験にあった。親自身の生いたちを参考に、子供に将来どんな力を身につけてほしいか考えていた。

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