2017年4月号掲載

HIGH OUTPUT MANAGEMENT 人を育て、成果を最大にするマネジメント

Original Title :HIGH OUTPUT MANAGEMENT

HIGH OUTPUT MANAGEMENT 人を育て、成果を最大にするマネジメント ネット書店で購入
閉じる

ネット書店へのリンクにはアフィリエイトプログラムを利用しています。

※『TOPPOINT』にお申し込みいただき「月刊誌会員」にご登録いただくと、ご利用いただけます。

※最新号以前に掲載の要約をご覧いただくには、別途「月刊誌プラス会員」のお申し込みが必要です。

著者紹介

概要

インテルの創設に参画し、同社を力強く導いた伝説的経営者、アンドリュー・S・グローブ。そのマネジメントにおいて、彼は何に注力し、どのように成果を最大化したのか。ノウハウの数々が、ミドル・マネジャーに向けて語られる。フェイスブックCEOら、シリコンバレーのトップ経営者に読み継がれ、影響を与えた名著の復刊。

要約

経営管理はチーム・ゲームである

 組織において、現場の最先端にいる監督者や、最高経営責任者(CEO)については、充分その存在が認められている。職長を対象に仕事の基本を教えるコースはたくさんあるし、たいていのビジネススクールはトップ経営者を生み出すことを狙って教習課程を組んでいる。

 しかし、この二者の間に存在する中間管理職(ミドル・マネジャー)は、我々の社会や経済にとって極めて重要であるにもかかわらず、ほとんど無視されている。

 私は、こうしたミドル・マネジャーに語りかけたい。この本には、マネジャー自身と彼らが率いるグループの、業績と生産性を高める基本的なアイデアを盛り込んでいる。

 そのアイデアの1つが、「マネジメントに対する成果(アウトプット)志向性」である。

マネジャーのアウトプットとは

 私はある中間管理職のグループに、マネジャーのアウトプットとは何かという質問をしてみた。

 そこでの答えは、次のようなものだった。

 判断と意見、方向づけ・指示、経営資源の配分、間違いの発見、人材育成と部下の開発…。

 私は、こうした事柄がマネジャーとしてのアウトプットを表しているとは思わない。それは「活動」であり、マネジャーが最終成果 ―― アウトプットを上げるために“なす”べきことである。

 マネジャーが、インテル社のウェハー製造プラントの責任者だとすれば、アウトプットは、完成された高品質のシリコン・ウェハーである。

 これを要約すると、次の式のようになる。

この本の要約を読んだ方は、
他にこんな本にも興味を持たれています。

パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか

アンドリュー・S・グローブ 日経BP社

HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか

ベン・ホロウィッツ 日経BP社

マネジメントへの挑戦【復刻版】

一倉 定 日経BP

成しとげる力

永守重信 サンマーク出版