超・箇条書き

スキル・能力開発
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著者紹介

概要

箇条書きを笑う者は箇条書きに泣く ―― 。箇条書きを侮るなかれ。米シリコンバレーはじめ、グローバルビジネスの第一線で活躍する人たちの箇条書きは、単なる伝えたいことの羅列ではない。内容を短く、魅力的に伝え、そして人を動かす。あらゆるビジネスシーンで役立つ、そんな『超・箇条書き』のテクニックを指南する。

要約

構造化

 外資系コンサルタントのプレゼン資料の最初のページには、何があるか。図やグラフではない。十中八九、それは箇条書きだ。なぜか?

 クライアントの多くは企業の経営者で忙しい。このため、要点をすぐ理解したい。だからコンサルタントは要点を、短く、そして魅力的に伝えなくてはならない。その手段が、箇条書きだ。

 箇条書きは、忙しい人や関心がない人にでも、伝わりやすい。そして伝わりやすいから、相手は動いてくれる。つまり箇条書きは、人を動かすための情報処理の技術なのだ。

 短く、魅力的に伝え、そして人を動かす箇条書き。本書では、それらを『超・箇条書き』と呼ぶ。

 では、普通の箇条書きと何が違うのか。

 普通の箇条書きは、伝えたいことを「羅列化」するだけ。『超・箇条書き』は羅列化の他に、3つの技術的要素が加わる。それは、「構造化」「物語化」「メッセージ化」である。

「全体像」をつくれば、一瞬で伝わる

 『超・箇条書き』の第1の要素は「構造化」だ。

 新入社員Aさんの例で考えよう。Aさんは、営業チームでの会議の内容を、上司に次のようにメールで報告した。

    • ・営業の人員が足りていない
    • ・手強い競合商品があるため苦戦している
    • ・コールセンターでの問い合わせ対応のトレーニングが間に合わない
    • ・営業部で期間限定のスタッフが増える
    • ・それ以外のことは、営業部が経営会議に報告して打ち手を仰ぐ

 1つ1つの文はわかりやすい。だが、全体として何が大切なことなのかが一瞬ではわからない。会議で何を議論して、何が決まったのか。5つの文があるが、それらすべてがポイントなのか…。

 パッと見ただけで全体像がよくわからないと、上司は読む気にならない。しかし、同じ内容でも次のような形でまとめたらどうだろう。ポイントが明確で、直感的にもわかりやすくないだろうか。

・3つの問題点が議論された

    • ・営業の人員が足りていない
    • ・手強い競合商品があるため苦戦している
    • ・コールセンターでの問い合わせ対応のトレーニングが間に合わない

・2つの対応が決まった

    • ・マーケティング部が営業部に期間限定でスタッフを貸し出す
    • ・それ以外のことは、営業部が経営会議に報告して打ち手を仰ぐ

 この2つの箇条書きの違いは、「構造化」の違いだ。構造化とは、相手が全体像を一瞬で理解できるようにすることである。

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