戦略にこそ「戦略」が必要だ

Original Title :YOUR STRATEGY NEEDS A STRATEGY:How to Choose and Execute the Right Approach

マネジメント企業戦略・戦略論
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著者紹介

概要

ブルーオーシャン戦略、オープン・イノベーション等々、これまでに多くの戦略論が誕生した。だが、こうした手法をどのような時に適用すべきか、明らかとは言いがたい。そこで本書では、「戦略パレット」というフレームワークを紹介。この枠組みを用いることで、自社に合致した戦略を見つけられるようになる!

要約

戦略に戦略が必要な理由

 戦略とは、ビジネスで好ましい成果を獲得するための方策である。

 私たちは戦略について考える時、「プランニング」 ―― 自社の状況を精査し、目標を設定し、達成への道筋を描くこと ―― を思い浮かべる傾向にある。しかし実際には、効果的な事業戦略はこれだけで成り立っているわけではない。

 石油会社が策定するような数十年にわたる長期計画は、ソフトウェア企業にとっては不適切だ。日々新たな製品や競合企業と向き合う彼らは、機に乗じて俊敏に動く、より流動的な戦略アプローチをとっている。

戦略パレット

 1960年代前半に事業戦略という概念が生み出されて以来、選択できる戦略ツールや戦略フレームワークは膨大な数にふくらんできた。ところが、こうした手法をどんな時に適用すべきで、適用すべきでないかは明らかとは言いがたい。

 事業環境が多様化し、リスクが増大する中で、最適な戦略アプローチをどうやって特定したらよいのか。経営幹部はジレンマに直面している。

 事業環境のダイナミズムや多様性の高まりと、戦略手法の増殖が組み合わさってもたらされる課題に取り組むため、本書では「戦略パレット」という、選択肢を統合した枠組みを提案する。

 戦略パレットは、5つの原型となるアプローチから成る。地域、業界、機能、企業のライフサイクルのステージなど、事業の個々の領域を取り巻く環境に応じて、それぞれに合致したアプローチを適用することができる。

 戦略とは本質的に問題解決であり、最良のアプローチは直面する問題により異なる。いかなる環境にあるかが、求められる戦略アプローチを決定づけるのだ。従って、環境を評価した上で適切なアプローチを適用する必要がある。

 では、環境はどのように定義すればよいのか。

事業環境の5つの型

 事業環境は、次の3つの特質によりタイプ分けすることができる。

・予測可能性

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