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著者紹介

概要

売上を第一に考えない、飛び込み営業はしない、新卒の入社希望者と30時間面談する…。カーディーラー・ネッツトヨタ南国は、「常識外れ」ともいえる経営により、ずば抜けた業績を上げ続け、全国のトヨタ販売会社300社中、12年連続顧客満足度No.1に輝く。そんな同社の創業者が、何を、どのように考え、どのように大切にしてきたか、自らの経営哲学を綴る。

要約

質を追求する経営

 戦後、日本は世界で一人勝ちの時期が長く続いた。この過程で日本の経営は、手っ取り早く量を求める手法が王道のようにみなされてきた。

 質はどうでもいいから、とにかく量を求める。そんなやり方が、いつしか常識となってしまった。

 しかし私は、「質のよい会社をつくって、その結果として量を増やしていく」ことが、本来の経営のあり方だと思う。それが、働く人にとって、お客様にとって、地域にとって最も幸せな形であり、永続をも可能にすると考えるからである。

 ネッツトヨタ南国は、量を追求する考え方がピークを迎えるバブル景気の前、1980年に、トヨタ車の販売会社としてスタートした。以来、「量追求」の世の中に逆行して、20年、30年を見据えた「質追求」の道をこつこつと歩んできた。

「一番大切なこと」を大切にする

 「あなたにとって一番大切なものは何ですか?」

 そう尋ねられた時、どう答えるだろうか。

 家族、健康、自分自身…。いろいろな答えがあるはずだ。しかし、続けてこう質問されたら…?

 「自分の一番大切なものを、どのように大切にしていますか?」

 おそらく、明快に答えられる人はほとんどいないのではないか。大切とは思いながら、具体的な行動は何も起こしていない、という人の方が多いのではないかと思う。つまり人はほとんどの場合、大切なことが何であるかはわかっていても、それを実際には大切にしていないのである。

 一番大切なことは、最優先で行動すべきである。

 「自分たちにとって何が一番大切なのか」を常に意識して行動しなければならない。

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