2012年7月号掲載

リーダーにとって大切なことは、すべて課長時代に学べる

リーダーシップスキル・能力開発
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著者紹介

概要

キヤノン電子を利益率10%超の高収益企業にしたカリスマ社長、酒巻久氏。課長時代は「リーダーとしての全てが学べる最高の修業期間」という氏が、課長の心得を伝授する。正しい指示と報告が会社の未来を左右する、人物の観察ノートをつける、部下のうち上位50%の人材を伸ばすことに努める…。課長として結果を出すための実践的な知恵が満載の1冊だ。

要約

課長として大事なこと

 「課長として、10人の部下を動かすことができれば、社長業も務まる」

 私は常々こう言っている。課長は、会社を引っ張るリーダーの入口であると同時に、リーダーとしての全てが学べる最高の修業期間でもある。

 初めて部下を持つと、戸惑い悩むことも多い。だが、課長として大事なことは、ごくシンプルだ。

 具体的な夢と目標を掲げるリーダーシップと、正しい指示と報告を徹底するマネジメント。この2つがあれば、自分と部下を成長させられる。

 具体的には、例えば次のようなことを心がける。

「気をつけるべきことと、その優先順位」を間違えない

 以前、日本経済新聞にダメな上司のアンケート結果が載っていた。それによるとワーストは、「言うことや指示がコロコロ変わる」で、以下、「強い者には弱く、弱い者には強い」「大事な局面で責任逃れ」「感情的で気分屋」…と続く。

 こうした上司は、仕事をする上で大事な「気をつけるべきことと、その優先順位」がわかっていない。それは、次の5つである。

 まず何より大事なのは「自分自身」だ。自分に実力がなければ昇進は難しいし、部下はついてこない。だから、常に自分を成長させ続けることだ。

 次に大事になるのは「自分の上司」である。ただし、これは上司にゴマをするという意味ではない。自分のやりたい仕事をするには上司に味方になってもらうのが一番効率がいい、ということだ。

 3番目は「部下」である。自分の設定した目標を実現するために実際に汗をかいてくれるのは部下であり、管理職は彼らにいかに良い仕事をしてもらうかを考え、導く必要がある。

 4番目は「同僚」や「他部署」。良い関係を築いておけば、いざという時、協力が得られやすい。

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