2007年8月号掲載

マーベリック・カンパニー

Original Title :Mavericks at Work:Why the Most Original Minds in Business Win

マネジメント企業・業界事例
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著者紹介

概要

突拍子もない発想で新市場を開拓し、既存の業界に新風を吹き込む ―― 。近年、そんな企業が輝きを放っている。彼らは、模倣を嫌い、独自の価値観、戦略で顧客と深い絆を結び、業績を急拡大させている。本書は、そうした企業をマーベリック・カンパニーと名づけ、その躍進の秘密を探る。英『エコノミスト』誌が「ブック・オブ・ザ・イヤー」に選んだ1冊。

要約

「存在意義」を戦略化する

 今、様々な業界で、型破りな企業“マーベリック・カンパニー”が大成功を収めている。

 それらはいずれも、独創的なアイデアを実践し、競争の概念を変え、顧客との絆を取り戻し、仕事の仕方そのものを変えている —— 。

*  *  *

 INGダイレクトUSAは、米国で急成長を遂げたリテール銀行である。2000年に営業を開始し、04年には従業員1000人で2億5000万ドルの利益を稼ぎ出している。

 インターネットを活用して顧客と直接取引するINGダイレクトは、スピード、簡潔さ、諸経費の低さに重点を置いている。

 同社には従来型の店舗もATMもなく、高給取りの銀行員もいない。普通の貯蓄口座、理解しやすい内容の投資信託、余分なサービスがついていない住宅ローンなど、限られた商品だけを提供する。

 提供する商品とビジネスモデルを極力、簡潔にすることでコストを低く抑えているのだ。

 そして、コストを浮かせることで、預金者により高い金利を保証し、住宅ローン利用者にはより低い住宅ローン金利を設定する。

 その結果、毎月オンラインを通じて新規顧客が10万人、10億ドルの預金が集まる。

 だが、この銀行にとっては急成長することが目標ではない。「米国民を貯蓄へと立ち返らせる」ことがその目的だ。CEOのクールマンは言う。

 「たいていの金融サービス業はもっと金を使えとあの手この手でけしかけている。私たちはもっとたくさん貯める方法を示します」

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