2015.6.16

これから世の中は、どうなっていくのか?

これから世の中は、どうなっていくのか?
目まぐるしく状況が変化する現代では、日々、新たなトピックスが飛び込んできます。
AI(人工知能)、ビットコイン、3Dプリンタ、パーソナルデータ…
では、これらは実際、今日の社会・経済をどう変えていくのでしょうか?
そしてその変化は、私たちのビジネスにどのような影響を与えるのでしょうか?
P・F・ドラッカーが「次の社会」について論じた『ネクスト・ソサエティ』から最先端の革新的テクノロジーに関するレポート、『2040年の新世界』まで時代の変化を読み解いた、一読の価値ある良書16冊をピックアップ。
これからの世の中を見通す上で、大いに参考となるはずです。

2015年2月号掲載

ロボット革命 なぜグーグルとアマゾンが投資するのか

今、米国ではグーグルが自動運転車の実証試験を行い、アマゾンは無人機での配達を目指す。日本でも、安倍政権が成長戦略の柱の1つにロボットによる産業再生を掲げるなど、世界でロボットに熱い視線が注がれている。だが、何事にも光と影あり。果たして、ロボットは我々の救いの神となるのか、悪魔となるのか。ロボット開発を行う著者が、その未来を探る。

著 者:本田幸夫 出版社:祥伝社(祥伝社新書) 発行日:2014年12月

2015年3月号掲載

2040年の新世界 3Dプリンタの衝撃

コンピュータの指示に従い、素材を何層も積み重ねて物を作る「3Dプリンタ」。これは将来、飛躍的に進歩し、ロボット、薬、食べ物、さらには人の臓器までも作れるようになるという。蒸気機関や電信の発明に匹敵する、この革新的テクノロジーが持つ能力とは? 社会、経済にどんな変化をもたらすのか? まるでSFの世界のように、限界を超えて広がる可能性を描く。

著 者:ホッド・リプソン、メルバ・カーマン 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年12月

2015年5月号掲載

角川インターネット講座10 第三の産業革命 経済と労働の変化

インターネットの商用化から約20年。その普及に伴い、経済、産業、そして人々の暮らし方は大きく変わった。インターネットによる各種の変化を指して、「第3の産業革命」といわれる。では、今後、それはどこに向かうのだろう? 大学教授、起業家、ソフトウェア開発者ら世界のエキスパートたちが、インターネットがもたらす変化の本質、行方を解き明かす。

著 者:山形浩生(監修) 出版社:KADOKAWA 発行日:2015年2月

2015年5月号掲載

パーソナルデータの衝撃 一生を丸裸にされる「情報経済」が始まった

今日、インターネットや小売店の会員カードの利用などで、私たちは無意識のうちに関心事、友人、購買履歴といった「パーソナルデータ(個人に関する情報)」を企業に差し出している。“今世紀最大の経営資源”といわれる個人情報。これを企業はどう利用しているのか?消費者が留意すべきこととは? パーソナルデータにおける先端事例、問題点等について説く。

著 者:城田真琴 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2015年2月

2014年3月号掲載

ビッグの終焉 ラディカル・コネクティビティがもたらす社会の未来

インターネットや携帯端末などがもたらした「ラディカル・コネクティビティ」(革命的なつながりやすさ)が今、政治、ビジネス、文化を一変させている。例えば、ブロガーが大手既成メディアを窮地に追い込んだり、ウェブを使った個人ビジネスが大企業を脅かしたり…。この新しい力が持つ豊かな可能性、そして迫り来る大組織の崩壊という未来社会を描く。

著 者:ニコ・メレ 出版社:東洋経済新報社 発行日:2014年2月

2014年4月号掲載

10年後躍進する会社 潰れる会社

将来、トヨタ・日産は市場の片隅に追いやられる? シェールガス革命のあおりで、太陽光発電等グリーンエネルギーの開発事業者は消え去る? イノベーションを専門とする経営戦略コンサルタントが、2013年時点で確実に予測できる技術革新を前提に、24年までに各種業界がどう変化するかを解説。企業が生き残る上で直視すべき、厳しい未来シナリオを突きつける。

著 者:鈴木貴博 出版社:KADOKAWA 発行日:2014年1月

2014年5月号掲載

第五の権力 Googleには見えている未来

「インターネットは社会を大きく変えてきたが、それは今後10年間に起こる激変の『予兆』でしかない」。こう語るグーグル会長が、外交政策・国家安全保障の専門家とともに、私たちの暮らし、国家、テロなど、世界がどう変わっていくかを論じる。インターネットは善にも悪にもなり得る。技術を生かすも殺すも人間次第、ということを教えてくれる1冊である。

著 者:エリック・シュミット、ジャレッド・コーエン 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年2月

2014年8月号掲載

仮想通貨革命 ビットコインは始まりにすぎない

2014年2月、仮想通貨ビットコインの両替所であるマウントゴックスが取引を停止し、破綻した。そのニュースで、初めて“仮想通貨”を知った人も多いのではないか? では、仮想通貨とは一体何か。報道では違法サイトでの取引等、否定的なものが多いが、実際はどうなのか。ビットコインを例に、基本的な仕組み、仮想通貨がもたらす経済・社会の変化を見通す。

著 者:野口悠紀雄 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2014年6月

2013年3月号掲載

2052 今後40年のグローバル予測

地球の物理的限界に人類はどう適応すべきかを問い、世界的なベストセラーとなった『成長の限界』。同書出版から40年たった今、著者の1人、ヨルゲン・ランダース氏が、今後40年の世界を展望した。この先、人口はどうなるのか、食料とエネルギーは足りるのか、資本主義の行方は…。過去40年に起きたことを基に、「最も実現確率の高い未来」を予測する。

著 者:ヨルゲン・ランダース 出版社:日経BP社 発行日:2013年1月

2013年4月号掲載

機械との競争

全く人の手を借りずに走行する「完全自動運転車」が登場するなど、今日のテクノロジーの進歩は凄まじい。このままいけば、これまで人間にしかできなかった仕事が機械でもできるようになる ―― すなわち、人間の仕事が機械に奪われかねない!? デジタル技術の急速な進歩が、どのような影響を雇用と経済に及ぼすのか、2人の研究者が見通す。

著 者:エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー 出版社:日経BP社 発行日:2013年2月

2013年9月号掲載

クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場

アップルやグーグルなど世界的な企業が今、最も力を注ぐもの。それは、人間のように見たり、聞いたり、話したり、考えたりするマシンを実現するための技術、「AI(人工知能)」だ。しゃべるスマホ、自動運転車…。従来の機器・サービスに新たな付加価値を与えるAIは、どんなビジネス・チャンスをもたらすのか? どんな問題が潜んでいるのか? その未来に迫る。

著 者:小林雅一 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2013年7月

2013年9月号掲載

ネットからリアルへ O2Oの衝撃 決済、マーケティング、消費行動……すべてが変わる!

スマートフォンは、電子マネーやポイントカードが搭載でき、クーポンをダウンロードして使えるなど、人々の消費行動を変えつつある。こうした動きを受け、楽天やヤフー・ジャパンなどのウェブ事業者が取り組み始めたのが、ネットの顧客をリアル(実店舗)へ送る「O2O(online to offline)」戦略だ。本書では、このO2Oの最前線をリポート、今後を展望する。

著 者:岩田昭男 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2013年7月

2012年4月号掲載

資本主義以後の世界 日本は「文明の転換」を主導できるか

リーマン・ショック、ユーロ危機、拡大する所得格差、そして地球環境の破壊…。様々な問題を抱え、閉塞状況に陥った今日の資本主義を考察し、未来を展望した書である。資本主義の歴史を概観しつつ、その行き詰まりの原因を解き明かし、いずれ「資本主義以後の世界」が確実に訪れると指摘。その時には、西洋近代思想の根本的な価値観の転換が必要だと説く。

著 者:中谷 巌 出版社:徳間書店 発行日:2012年1月

2012年8月号掲載

ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難 2015年の食料危機

穀物市場に長年関わってきたヘッジファンドマネージャーが、その経験を基に「日本の食の危機」を予見した、警告の書である。世界的な人口増加による穀物需要の増加、穀物市場への投資マネーの流入、あるいは日本の債務問題が招く急激な円安などにより、食料価格が暴騰し、食の安全が脅かされる ―― 。そんな危機のシナリオが明らかにされる。

著 者:齋藤利男 出版社:東洋経済新報社 発行日:2012年6月

2009年9月号掲載

目に見えない資本主義 貨幣を超えた新たな経済の誕生

今回の世界経済危機の中で、我々が深く考えるべきは“対症療法”でなく、「これから資本主義はどう変わっていくべきか」ということだ ―― 。資本主義の未来について、田坂広志氏が語る。その考察によれば、今後、経済原理に「5つのパラダイム転換」が生じ、貨幣という尺度で測れない、信頼、文化といった「目に見えない価値」を重視する社会が訪れるという。

著 者:田坂広志 出版社:東洋経済新報社 発行日:2009年8月

2002年7月号掲載

ネクスト・ソサエティ 歴史が見たことのない未来がはじまる

「次の社会=ネクスト・ソサエティ」が始まりつつある。それは、一般に予想されているものではなく、これまでとは異質の社会である ―― 。ピーター・F・ドラッカー教授が、企業や個人、政治、社会が今後どのように変貌していくのか、その近未来の姿を描き出す。そしてそのネクスト・ソサエティに備えるために、検討すべき事項についても詳述する。

著 者:P・F・ドラッカー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2002年5月

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