2021.1.4

教養として知っておきたい“世界の宗教” 第2回 禅・神道・儒教編

教養として知っておきたい“世界の宗教” 第2回 禅・神道・儒教編
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
シリーズ「教養として知っておきたい“世界の宗教”」の2回目は、東洋の宗教を特集します。
お正月に神社仏閣を詣でるなど、日本人にとって身近な「仏教」と「神道」、そして「儒教」を知るための書籍7冊を揃えました。
仏教では、特に禅に関するものをピックアップ。近年、禅はマインドフルネスなどを通じて世界中の人々の関心を集めており、禅の教えをよりどころとするビジネスリーダーも増えつつあります。
世界を相手にビジネスを行う際は、相手の信条を理解することが欠かせません。それは逆に、こちらの宗教的なバックボーンは何かを問われることにもつながります。
新年にあたり、私たち東洋人の精神的支柱であるこれらの宗教に触れてみてはいかがでしょうか。

2020年8月号掲載

禅とはなにか

今日、日本だけでなく、世界的なものとなりつつある禅。その思想は、忙しい現代人の“心の問題”に応えてくれる ―― 。禅修行を経験した仏教学者が、深い学識に裏付けられた研究成果を基に、禅の世界をわかりやすく説いた入門書である。自分を縛るものから解放され、あくせくせず、心豊かに生きるヒントを与えてくれる。

著 者:鎌田茂雄 出版社:講談社(講談社学術文庫) 発行日:1979年7月
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2009年5月号掲載

一からはじめる禅

今や世界の共通語となった「ZEN(禅)」。本書は、その全体像をわかりやすく解説したものである。まず、釈迦の教えに起源を持つ禅がいかに発展してきたか、歴史を概説。その上で、「只管打坐」などの禅語(禅の思想を象徴する言葉)、「隻手音声」などの公案(禅問答)を引きつつ、禅の教えの本質を示す。また、道元はじめ、主な禅師の生き方や言葉にも触れる。

著 者:星野和子、安永祖堂 (監修) 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2009年2月
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2016年9月号掲載

禅がわかる本

禅の教えは、日々の暮らしの中で活かされてこそ意味がある ―― 。そう言う著者が、禅とは何かを一般の人に向け平易に説く。「禅の悟りとは、“わからない”ことが“わからないことだとわかる”こと」など、まさに目から鱗の話がぎっしり。禅の世界が見えてくるのはもちろん、人が生きる上でのヒントに満ちあふれた1冊だ。

著 者:ひろ さちや 出版社:新潮社(新潮選書) 発行日:1996年7月
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2004年2月号掲載

禅的生活

「禅」「悟り」の世界など縁がないと思っている人こそ、手に取ってみるべき本。悲しい、辛い、憎いなど、我々に生きにくさを感じさせる「迷い」の根源が、何によってもたらされるか、どうすればもっと楽に生きられるかを、自由で伸びやかな禅の発想そのままに、禅僧にして芥川賞作家でもある著者が、柔らかに語りかける。肩の凝らない禅の入門書としても最適だ。

著 者:玄侑宗久 出版社:筑摩書房 発行日:2003年12月
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2014年10月号掲載

神道――日本が誇る「仕組み」

「神道」は、日本ならではの宗教だ。仏教やキリスト教、イスラム教などと違い、教祖は存在しない。教典もない。仏教をはじめ様々な外来文化を取り入れ、融通無碍に発展し、日本の歴史を動かしてきた。縄文時代の精霊崇拝を起源とし、他の宗教にはない「仕組み」を有する神道。その成立過程や歴史的背景、本質を、歴史考証の第一人者がわかりやすく解説する。

著 者:武光 誠 出版社:朝日新聞出版(朝日新書) 発行日:2014年8月
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2020年9月号掲載

儒教とは何か 増補版

儒教というと、死を語る宗教ではなく、単に倫理道徳として捉える日本人は多い。しかし、儒教こそ、実は死と深く結びついた宗教である。そう述べる中国哲学史の研究者が、儒教の歴史をたどりながら、死という根本の問題から「儒教とは何か」を問い直す。現代人が見落としがちな、儒教の宗教性に焦点を当てたロングセラー。

著 者:加地伸行 出版社:中央公論新社(中公新書) 発行日:2015年11月
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2019年1月号掲載

大人のための儒教塾

「儒教」は、倫理・道徳の教えとして、堅苦しいイメージで見られがちだ。しかし、そもそもは東北アジアにおける“家族主義”の中から生まれたもの。意外にも、日本人の生活に深く根ざすお墓やお盆などの先祖供養は、仏教ではなく儒教に由来する。その真の姿を、中国哲学史の碩学が、儒教の歴史を繙きつつわかりやすく説く。

著 者:加地伸行 出版社:中央公論新社(中公新書ラクレ) 発行日:2018年11月
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