2019.9.10

ロジカルの限界~新時代に求められる右脳の力~

ロジカルの限界~新時代に求められる右脳の力~
これまでビジネスの現場では、論理的思考力や情報処理力といった「左脳的」な能力が重視されてきました。
しかし、社会が複雑化・不確実化し、先を見通すことが難しい今日、
問題をロジカルに考える左脳的能力だけでは、十分な成果をあげることはできません。
物事を直感的に捉える感性や、課題を独自の視点で発見し、創造的に解決する力、
すなわち、「右脳的」な能力の重要性が日増しに高まっています。
そこで今回は、こうした右脳の力を高める上で役立つ書籍をご紹介します。
複雑な問題を統合的に捉える「インテグレーティブ・シンキング」や、直感や勘を働かせる「右脳思考」等々。
日々、多くの課題と向き合うビジネスパーソンにとって、これらのスキルは大きな武器となるはずです。

2017年10月号掲載

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

副題「経営における『アート』と『サイエンス』」。経営において、「分析」や「論理」を軸とする「サイエンス重視の意思決定」を行う企業は多いのではないか。しかし今、経営に必要なのは「アート」、すなわち「美意識」だという。ビジネスと美意識。一見意外なこの組み合わせが大切なわけを、組織開発を専門とする著者が説く。

著 者:山口 周 出版社:光文社(光文社新書) 発行日:2017年7月

2015年4月号掲載

本質思考

どれだけ情報を集め、よく考えても、本質が見えていないと、“スジが良い”答えは出てこない ―― 。マサチューセッツ工科大で学んだ戦略系コンサルタントが、その学びを基に、物事の本質を捉え、真の問題解決を導く「本質思考」を解説。情報が溢れる今日、問題の裏に潜む本質は見えにくい。ビジネスマンにとり、本書が説く本質思考は欠かせないといえよう。

著 者:平井孝志 出版社:東洋経済新報社 発行日:2015年2月

2015年10月号掲載

超ロジカル思考

変化が激しく、先の見えにくい今日、アマゾンのジェフ・ベゾスやソフトバンクの孫正義のように、新しい世界観をいち早く発見できる者が成功する。本書は、これら天才たちの「頭の使い方」を解説するものだ。花王の消費者の潜在ニーズの捉え方など、様々な事例とともに、どうすれば前例や常識に囚われず、新しい「モノの見方」ができるようになるかが説かれる。

著 者:高野研一 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2015年8月

2014年7月号掲載

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

「情報化の時代」から「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)の時代」へ ―― 。これからの社会や経済を築くのは、情報化の時代のロジカルで直線的な能力ではない。今後、重要なのは、感性の領域に属する資質だと著者は指摘。デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい。新しい世界で成功する上でカギとなる、これら「6つの感性」について詳述する。

著 者:ダニエル・ピンク 出版社:三笠書房 発行日:2006年5月

2019年3月号掲載

右脳思考

ロジカルシンキング全盛の今日。「経験や勘で仕事をするな」と部下に説く上司は少なくない。だが、論理的思考だけで成果はあがるのか? 著者の内田和成氏は、直感や勘など、論理では説明できないもの ―― 「右脳」の力を活かすことも必要だ、と指摘する。好評既刊の『仮説思考』『論点思考』に続く、思考シリーズ3部作の完結編。

著 者:内田和成 出版社:東洋経済新報社 発行日:2019年1月

2012年8月号掲載

未来を発明するためにいまできること

スタンフォード大学で起業家精神とイノベーションを教えてきた著者が、「クリエイティビティ」を引き出すための手法を説く。視点を変えて問題を見る、観察力を磨くなど、10年以上に及ぶ指導の中で蓄積した、創造性を発揮するための方法の数々を披露。NHKの番組『スタンフォード白熱教室』特別編で、日本の学生に講義した際の逸話なども盛り込まれている。

著 者:ティナ・シーリグ 出版社:阪急コミュニケーションズ 発行日:2012年6月

2010年9月号掲載

佐藤可士和のクリエイティブシンキング

携帯電話のデザインや企業のブランディングなど、多彩な活動を行うアートディレクター・佐藤可士和氏。氏の生み出すアイデアは、時代が求める感覚を的確に掴み、クライアントの躍進を支えている。本書はその氏が、「クリエイティブシンキング(創造的思考法)」について語ったもの。創造的な思考力の高め方、アイデアを生み出す時の勘所などが明らかにされる。

著 者:佐藤可士和 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2010年6月

2009年9月号掲載

マーケティング脳 vs マネジメント脳

マネジメントの多くは、論理的・分析的に考えるのが得意な「左脳型」である。一方、マーケターの多くは、直感的・総合的に考えるのが得意な「右脳型」だ。そんな両者の発想の特徴を、意見が対立しがちな25のテーマに沿って解説する。とりわけマネジメントの人間にとっては、マーケティングにおける右脳の発想の大切さを痛感させられる1冊だ。

著 者:アル・ライズ、ローラ・ライズ 出版社:翔泳社 発行日:2009年7月

2009年11月号掲載

インテグレーティブ・シンキング

ロジカル・シンキング(論理思考)の重要性を説く本は多い。だが、この思考法は、物事を単純化して結論を求めるため、月並みな結論に落ち着きやすい ―― 。そう指摘する著者が、安易に二者択一をせず、矛盾や対立から斬新な解決策を導き出す、「インテグレーティブ・シンキング(統合思考)」について解説する。世界12カ国で紹介された話題のビジネス書。

著 者:ロジャー・マーティン 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2009年8月

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