2021.10.11

諸子百家の思想に学ぶ ―― 原典を読み、ビジネスに活かす

諸子百家の思想に学ぶ ―― 原典を読み、ビジネスに活かす
永きにわたり読み継がれてきた「古典」には、古びることのない知恵が詰まっています。
VUCAの時代、そうした古典から学ぶことの意義はこれまで以上に増しているように思います。
中国では、周の末期から漢の時代にかけて、孔子をはじめ「諸子百家」と呼ばれる多くの思想家が現れました。
今回の特集では、この時代の代表的な古典である『論語』『孫子』『老子』に着目。それぞれの原典と、書が持つ思想を独自の視点で読み解いた現代の書籍を併せて紹介します。
「自分なら古典をどう読み、知恵を得るか」。両者を読み比べ、古典の持つ知恵をビジネスに活かしていただければ幸いです。

論語

孔子やその弟子たちの言行録である『論語』。人間として守るべき道徳を簡潔な言葉で記したこの書は、2000年以上もの長きにわたり、中国、日本などで読み継がれてきた。本書はこの『論語』の原文に、読み下しと現代語訳を付したものである。「故きを温めて新しきを知る」「巧言令色、鮮なし仁」等々、『論語』の珠玉の言葉を余すところなく味わえる1冊。

著 者:金谷 治(訳注) 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:1999年11月

2004年12月号掲載

渋沢栄一「論語」の読み方

「日本資本主義の父」渋沢栄一氏は、終生『論語』を手放さず、「論語で事業を経営してみせる」とまで言ったという。本書は、氏がどのように論語を解釈し、自らの人生観の確立、事業行動につなげていったのかを、論語の言葉を解説しつつ紹介する。氏は「論語と算盤は一致する」という言葉を残したが、今の世の中、算盤ばかりが優先している!

著 者:渋沢栄一、竹内 均 (編・解説) 出版社:三笠書房 発行日:2004年10月

2021年10月号掲載

新訂 孫子

中国最古の兵法書『孫子』。戦争における戦略・戦術を論じたこの書は、約2500年もの間読み継がれてきた。それは、随所で示される深い洞察が人生の問題にも適用できるものだからだろう。「兵とは詭道なり」「彼れを知りて己れを知れば、百戦して殆うからず」…。現代にも通じる普遍的な戦略の数々を、平易な現代語訳で紹介。

著 者:金谷 治(訳注) 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:2000年4月

2014年4月号掲載

最高の戦略教科書 孫子

今から2500年ほど前に書かれたにもかかわらず、今なお大きな影響力を誇る兵法書『孫子』。マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ、あるいはW杯優勝ブラジル代表監督スコラーリなど、愛読する名経営者、勝負師は多い。本書では、卓越した戦略の数々を徹底解説。自分の知恵として吸収し、ビジネスや生き方に応用できるよう、例え話等を交え、わかりやすく説く。

著 者:守屋 淳 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2014年1月

2020年12月号掲載

老子

天地自然の摂理である「道」を尊重する。柔弱でありながら強い存在である「水」を重んじる…。2000年超にわたり受け継がれてきた中国古典『老子』。自然と人間を深く洞察したこの書の珠玉の名言を、平易な現代語訳で紹介する。科学文明が極限に達し、むしろ弊害の方が目立つ現代、その普遍的な教えから学べることは多い。

著 者:蜂屋邦夫(訳注) 出版社:岩波書店(岩波文庫) 発行日:2008年12月

2019年5月号掲載

世界最高の人生哲学 老子

二千数百年前に著された、中国古典『老子』。汲々とした世の中にあって、超然として穏やかに生きる思想を説いたこの名著は、現代にも通ずる様々な知恵にあふれている。「上善は水の如し」「無為自然」などの章句を、中国古典の大家がわかりやすい現代語訳で紹介し、厳しい現実をたくましく、しなやかに生き抜くヒントを示す。

著 者:守屋 洋 出版社:SBクリエイティブ 発行日:2016年6月

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