2022年4月号掲載

すべては導かれている 逆境を越え、人生を拓く 五つの覚悟

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著者紹介

概要

自らも望む進路を歩めず、深刻な病に苦しんだ田坂広志氏が、人生を切り拓くための“覚悟”を説いた。氏は言う。あなたが覚悟を定めたならば、人生の風景が変わる。そして、心の奥深くから逆境を越えていく力と叡智が湧き、想像を超えたこと、不思議なことが起こり始める、と。

要約

自分の人生は、大いなる何かに導かれている

 日々の仕事での苦労、事業での失敗、医者も救えない重い病気…。いかなる逆境であろうとも、その逆境を越える、究極の言葉がある。

 「すべては導かれている」

 あなたがこの言葉を、心の中で1つの「覚悟」として定めたならば、その瞬間から、人生の風景が変わる。そして心の奥深くから、目の前の逆境を越えていくための力と叡智が湧き上がってくる。

 では、「覚悟を定める」とは何か。それは、「心に思い定め、深く信じる」ということ。

 この覚悟を定めるための方法は、5つある。

誰もが抱く「縁」の感覚

 第1の覚悟は、「自分の人生は、大いなる何かに導かれている」と、深く信じることである。

 すでに、あなたは心の片隅に、この感覚を持っているのではないだろうか。なぜなら誰もが、人生で次のような思いの1つ、2つはあるからだ。

 「あの人と出会ったことで、人生が好転した」「あの出来事があったから進むべき道が見えた」

 「あれは、何かの導きだったのかもしれない」

 こうした感覚は、日本人なら誰もが抱く自然な感覚だろう。なぜなら、日本では誰もが自然に、こう語るからだ。「これも、何かのご縁ですね」。出会いや出来事を何かの導きと感じる日本人の精神性が、この「縁」という言葉に象徴されている。

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