2021年3月号掲載

アフターコロナのマーケティング戦略 最重要ポイント40

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著者紹介

概要

コロナ禍の後、マーケティングや経営が変わるとの見方がある。だが、日本屈指のマーケター2人は言う。「コロナがあろうがなかろうが、顧客の心理は日々変わる」。顧客を起点にビジネスを行う必要があるのは、どんな状況でも変わらない。本書ではコロナの影響をはじめ、誤解されがちな各種論点を挙げ、それに対する見解を語る。

要約

コロナ前後で、何が変わったのか?

 ビフォーコロナと、アフターコロナ。

 新型コロナの前後で、消費者の心理状態が大きく変わり、結果として行動が変わったと言われる。

以前から起こっていた変化が加速しただけ

 しかし考えてみれば、これまでもさんざん「現代は変化が激しくて予想もつかない時代だ」と言われてきた。今回のコロナでは、様々な行動変化が突然、起こったように見えたかもしれない。だが、実は以前から起こっていた変化が加速しただけ、という考え方もできる。

 例えば、アパレル企業はリアル店舗の閉店や倒産に追い込まれるなど、大変な苦戦をしているが、もともとこの10年で若い人たちは店舗よりもEC(電子商取引)で服を買うようになっていた。

 また、消費者の外出についていえば、国土交通省のデータによると、1987年の日本人の平日の外出率は86.3%、それが2015年には80%に減っている。つまり、長期的なトレンドとして、日本人は外出をあまりしなくなっていたのだ。

やるべきことは同じ

 すなわち、今回のコロナ禍によって、こうしたマクロな変化が非連続的に起こっているように「見えている」にすぎない。言い換えると、コロナ禍に関係なく顧客の変化は常に起こり続けていて、私たちはその変化に対応し続けていかなくてはならない、ということなのだ。

 具体的には、顧客の心理や行動を変えていくと思われる社会変化を常に意識して、その変化に対してのシナリオを考え続けるしかない。複数のシナリオをつくっておき、何か起こったらすぐに動けるように準備をしておくしかないのだ。

 例えばコロナ禍が進む中、米国のスターバックスが多くの店舗を事前にスマホ注文をしてピックアップするタイプへ変更することを発表したが、実はピックアップ型のテストは数年前から行っていた。場当たり的に実行したのではないのだ。

 

誤解されている「論点」

 では、変化の時代にあっても変わらないもの、ビジネスを行う上で本当に考えるべき要素は何か。それを捉えるためのヒントとして、誤解されている様々な「論点」を挙げ、私たちの見解を示そう。

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