2020年6月号掲載

フューチャーワーク 新時代で成果を2倍にする思考とスキル

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著者紹介

概要

5年以内に、働き方は劇変する。標準的なジョブは「スーパージョブ」に、繰り返し型ジョブは「プロジェクト型ジョブ」に ―― 。こう予測するコンサルタントが、未来の新しい働き方を説く。先の読めない時代に必要な「深層思考」「汎用スキル」など“5つのトレンド”を示し、それらのスキルの磨き方をアドバイスする。

要約

フューチャーワークとは?

 早ければ3年、遅くともあと5年以内に、私たちの働き方は劇的に変わっていくだろう ―― 。

 これから私たちは、会社でどんな働き方を求められるのか。「未来の働き方」を考える上では、次の2つの流れが重要だ。

①ジョブからスーパージョブへ

 これまでの標準的な仕事は、定型業務と標準化された業務プロセスから成る、特定のスキルを使う仕事が中心だった。これが、通常の「ジョブ」。

 これに対し、「スーパージョブ」はテクノロジーを利用し、従来の業務を複数組み合わせつつ、多様な分野のスキルの複合を必要とする仕事だ。

 私たちが、これから何十年も従来のジョブを続けるのは難しい。様々なスキルを身につけ、複雑・高度で非定型な業務を進めていく必要がある。

②繰り返し型ジョブからプロジェクト型ジョブへ

 「繰り返し型ジョブ」とは、似たような内容の業務を繰り返しているだけの仕事である。

 「プロジェクト型ジョブ」は、プロジェクト自体に明確な目的があり、そこで働く個人にも特定の目的・目標と役割が設定されている。

 このスーパージョブとプロジェクト型ジョブの2つの流れは、個人にとっても望ましいものだ。これをチャンスと捉えることができれば、私たちの働き方は大きく変わっていくはずである。

「働き方改革」は私たちの生活を豊かにしない

 こうした中、職場では「働き方改革」が進む。2019年からは、働き方改革関連法が順次施行されている。一番の目玉は「時間外労働の上限規制の導入」。これからは複雑で非定型で新しい仕事を、短い時間の中でやり遂げないといけないのだ。

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