2018年7月号掲載

FUTURE INTELLIGENCE これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣

Original Title :WIRED TO CREATE

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著者紹介

概要

「クリエイティブな人」というと、常に前向きに挑戦する人というイメージがある。だが、創造性はそう単純なものではない。独創的な人の脳内では、能動性と消極性など、正と負の要素が入り交じっているという。そんな複雑なクリエイティブ思考を育むための習慣を、最新の知見や、独創的な天才たちの事例を紹介しつつ説く。

要約

クリエイティブ思考とは

 創造性(クリエイティビティ)とは何か。

 創造のプロセスに関する議論は、1926年、英国の社会心理学者グレアム・ウォラスが著書『The Art of Thought(思考の技術)』で、創造の「4段階モデル」を提言したことに始まる。

 彼は傑出した発明家などの研究を基に「創造のプロセスは4つの段階に分けられる」として、「準備、孵化、ひらめき、検証」の4つを挙げた。

 「準備」の段階では、多くの情報を収集する。

 「孵化」の段階では、その知識を潜在意識に委ね、醸成させ、アインシュタインが言うところの「組み合わせの遊び」に投じる。

 「ひらめき」の段階では、組み合わせが功を奏して、アイデアがひらめく。

 「検証」の段階では、ひらめきを具体化する。

 創造のプロセスが本当にこれほど秩序正しければ良いのだが、実際はそうはいかない。

クリエイティブ思考は多面的なシステム

 今日、クリエイティブ思考とは単なる専門技術や知識ではなく、知性、感情、動機、倫理的特徴が一体化したものであることがわかっている。

 クリエイティブ思考は1つの考え方ではなく、いくつかの要素から成る一種のシステムとみなされるようになり、多くの理論がクリエイティブ思考の多面的な性質を強調している。

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