私のウォルマート商法

マネジメント起業家・人物
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著者紹介

概要

世界最大の小売業ウォルマートを創業した、サム・ウォルトン氏の自伝である。氏はどのような経緯で起業し、世界一への道筋を歩んだのか。同社の成長の軌跡を明かすとともに、自らの哲学、起業理念、お客や従業員、家族への思いなどが、フランクかつ具体的に語られる。氏の人柄、人間性が垣間見られる1冊だ。

要約

世界最大の小売企業への道程

 私はサム・ウォルトン、ウォルマート・ストアの創業者である。アーカンソー州に最初のウォルマートを開店したのは1962年。ここから出発し、約30年で世界最大の小売チェーンに成長した。

 創業までの経緯を話すと、次のようになる。

 1940年にミズーリ大学を卒業した私は、ゼネラル・マーチャンダイズストア大手JCペニー社に就職。その後、あるバラエティストア・チェーンのフランチャイズ店舗を買い取り、独立した。

 最初はマニュアル通りに経営していたが、すぐに自分で実験を始めた。独自の販促計画を立て、メーカーから直接商品を仕入れたりもした。

 経営は順調だった。だが、出発点で私は法律上のミスを犯していた。借地契約に、最初の5年の契約期間が切れた後、契約更新権が私にあるという条項を付加するのを忘れていたのだ。

 私の成功は地主の興味を引いた。彼は契約を更新しないと告げ、フランチャイズ権、陳列器具などの一切を買い取りたいと提案してきた。私は手の打ちようもなく、ただ諦めるほかなかった。

 この体験は私の自尊心を傷つけはしたが、手元には店の売却金として5万ドル以上が残った。私はこれを元手に別の店舗を買い、再出発をした。この店も順調に滑り出し、やがて大繁盛した。

 その後、1つの店で儲けた金はすべて次の店に投資する、その繰り返しで次々に新たな店を展開していった。そして私は、独立系バラエティストアとしては全米最大の経営者になった。とはいえ、事業そのものには限界があるように思えた。1店舗当たりの売上がわずかだったのだ。

 そんな時、アン&ホープなど、草創期のディスカウントストア(大衆・実用品に絞った大型セルフサービス店)の噂を耳にした。地元ではハーブ・ギブソンが「安く仕入れ、高く積んで、安く売れ」というスローガンの下、商品を大量に売っていた。

 私はディスカウントストアを研究し、全力を挙げてこの世界に飛び込むことにした。そして1962年7月2日、ウォルマート1号店が開店した。

 

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