2014年10月号掲載

炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません 生活習慣病を予防&改善する糖質制限食31のポイント

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著者紹介

概要

ご飯やパンなどの主食を抜き、たんぱく質や脂質を多く含むおかずを食べる「糖質制限食」。これは糖尿病に限らず、現代人を蝕む様々な病にも有効である ―― 。長年、糖質制限食を指導、研究してきた著者が、糖質過剰の真の危険を明かし、がん、脳血管疾患、心疾患等々の生活習慣病、心の病などに対する糖質制限の効果を公開。今の日本の食生活に警鐘を鳴らす。

要約

「糖質制限食」の驚くべき効果

 がん、心疾患、肺炎、脳血管疾患。これらは、現代日本の「四大死因」である。

 また、厚生労働省が日本人に多い病気として2011年に「五大疾病」を発表している。以前から多かった、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新しく精神疾患を加えた5つの病気を指す。

 上記の病気の増加は、重大な社会問題となっており、早急な対策が必要だが、実は、これら全てに有効な療法がある。それは「糖質制限食」だ。

糖質制限食とは?

 糖質制限食とは、米、麦、いもなどに多く含まれる糖質をなるべく摂らない食事療法である(本書では、糖質を炭水化物とほぼ同じ意味で使用)。

 簡単にいえば、ご飯やパン、麺類などの主食を抜き、その分、たんぱく質や脂質を多く含むおかずを、しっかりと食べる食事のことだ。

 糖質制限食の最も重要な利点は、糖尿病の人の食後高血糖の改善に抜群の効果があることだ。

 その理由は、非常に単純な事実に基づいている。

 実は、食事の内容で三大栄養素と呼ばれる、糖質、脂質、たんぱく質のうち、血糖値を上げてしまうのは唯一、糖質だけなのである。

 食事で糖質を摂取した時は血糖値が急上昇するから、インスリンが大量に追加分泌されないと血糖値は下がらない。なぜなら人の身体の中で、血糖値を下げるホルモンはインスリンだけだからだ。

 だが、糖尿病の人の場合、インスリンの作用が不足している。そのため、糖尿病の人が糖質をたくさん摂ると、高血糖になってしまう。

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