2014年8月号掲載

よき経営者の姿

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著者紹介

概要

経営者のあるべき姿とは。松下電器産業の松下幸之助氏、ソニーの井深大氏、本田技研工業の本田宗一郎氏…。日本が誇る“名経営者”には共通点があるという著者が、「顔つき」「資質」「退き際」など、数項目の切り口から、よき経営者の姿を解明した。果たして、あなた、もしくはあなたの会社の経営者は、本書で示されるような“器量”を備えているだろうか?

要約

よき経営者の「顔つき」

 2011年、日本は東日本大震災に襲われた。超円高の逆風も吹いた。リーマンショックもあった。日本は、歴史的な苦難の時を迎えたのである。

 それなのに、政府や企業の動きは鈍かった。

 日本のトップのリーダーシップ、特に経営者の器量の低下は深刻な問題だ。それがバブル崩壊後の「失われた20年」の1つの原因ではないか。

 では、よき経営者とは、どのようなものか。経営者のありようを考えてみたい。

3つの共通点

 人の上に立ち、大勢の人を動かして大きな仕事をなし遂げた経営者の顔つきには、共通点がある。

 松下電器産業の創業者・松下幸之助さん、本田技研工業の創業者・本田宗一郎さんなど、よき経営者の顔つきには、次の3つの特徴がある。

①深い素朴さ

 まず、名経営者には、深い素朴さがある。

 素朴さとは、素直な心とも言い換えられる。地に足がついた考えをしているということであり、とらわれないものの見方ができるということだ。

 そして、深みがあると感じられるから、ますます説得力がある。そうした思考の原点が、顔つきに出ているのだろう。

②柔らかい強さ

 第2の特徴は、柔らかさの漂う、強さである。

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