2010年5月号掲載

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな!

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著者紹介

概要

電気など社内のムダを徹底的に削減して利益をアップする「環境経営」、椅子に座らずに会議する「立ち会議」…。こうしたユニークな経営手法で知られるキヤノン電子社長・酒巻久氏が、「仕事ができる人」になるためのノウハウを伝授する。1日の仕事をメール処理から始めない、行き帰りの電車で仕事の準備と反省をする等々、今すぐ役立つ仕事習慣が満載!

要約

仕事力を高める「習慣」

 朝出社したら、まずはメールをチェック。そしてメールに返事を書くうち、1、2時間が経つ…。

 朝の時間を、こうして「メール漬け」で費やすのは非常にもったいない。頭が冴えた朝は、メール対応という「受動的な」仕事ではなく、最も大事な仕事から「能動的に」スタートするべきだ。

 能動的に仕事を始めることを習慣とし、1日1日充実した仕事を積み重ねていけば、そうでない人との間には、仕事力に大きな差が出てくる。

 以下、こうした“仕事力を高めるための習慣”を紹介すると ――

「素直に(人間を)学ぶ」「やればできると考える」習慣

 40年以上の会社人生を経て思うのは、「仕事は人間に始まり、人間に終わる」ということだ。

 そもそも仕事は1人ではできない。無数の人たちとの関係の上に、初めて仕事は成立する。つまり、人間がわからない限り、いい仕事はできない。

 ビジネスの世界で最も大事なことは「人間を知ろうとする謙虚な姿勢」だ。この姿勢さえあれば、ビジネスで成功する可能性は無限にある。

 だが、実際は勝手に自分で自分を規定して、可能性を狭めている人が多い。

 一方、いわゆる偏差値エリートは、「自分はできる人間だ」というプライドを持っていることが多い。そのため彼らは、往々にして素直に学ぼうとしないという欠点、考え方の癖を持っている。

 人の能力は考え方1つで決まる。考え方の悪い癖を直し、「やればできる」「素直に(人間を)学ぶ」、この2つの考え方の習慣を持てたなら、仕事ができる人間になるのは容易だといえよう。

この本の要約を読んだ方は、
他にこんな本にも興味を持たれています。

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デビッド・ロブソン 日経BP・日本経済新聞出版本部

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