2009年10月号掲載

選ばれるプロフェッショナル クライアントが本当に求めていること

Original Title :CLIENTS for LIFE

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著者紹介

概要

弁護士、会計士など、“クライアントを持つ”プロフェッショナルは、今日、専門知識があるだけでは、先方の満足を得られない。優れたプロフェッショナルは、相手との関係を深め、「真にクライアントのためになること」を行って、大きな信頼を得ている。そんな真のプロフェッショナルになる上で必要な7つの特質を明らかにするとともに、その高め方を示す。

要約

クライアントは何を求めているか

 偉大な指導者や成功を収めた人の背後には、優れたアドバイザーがいる。例えば、アレクサンダー大王の助言者は、哲学者アリストテレスだ。

 現代では、哲学者などに代わり、経営、法律、会計など、様々な領域でサービスを提供する500万人を超すプロフェッショナルがいる。

 彼らは、全体で年間5000億ドルを超える収入を生み出し、世界最大の産業の1つとなっている。

 だが、こうした職業が大きく成長しているにもかかわらず、多くのクライアントが、彼らの助言の質や振る舞いに不満を持っている。なぜか?

 その理由の1つは、「クライアントが何を望み、こちらがどう振る舞うべきか」を、多くのプロフェッショナルが真に理解していないことだ。

 例えば、プロフェッショナルはよくこう言う。

 「私の仕事は答えを提供することである」「ある特定分野での専門性をできる限り高め、その分野で名前を売ることが大切だ」…。

 逆に、クライアントは次のように言う。

 つまり、多くのプロフェッショナルは答えを出すことにとらわれ、自分は「専門家」だと認識し、優れた分析をし、専門特化することに励んでいる。

 それに対してクライアントは、適切な質問をし、幅広い知識を提供し、大局的な考え方を示してくれることを望んでいるのだ。

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