2008年12月号掲載

NASA 好機をつかむ組織

Original Title :Optimizing LUCK

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著者紹介

概要

「運を最大に生かす」習慣が組織にあるか否か。それが、成功する組織とそうでない組織を分ける。こう語る著者が、運を最大に生かす習慣を培って大成功を収めたNASAの衛星宇宙観測プロジェクトを例に、好機をつかむ習慣を組織文化にする方法を指南する。組織内にこうした習慣が根付けば、生産性は向上し、働く人々は仕事から大きな満足を得られるだろう。

要約

運を生かす「5つの能力」

 ビジネスで成功を収めた人たちの共通点。それは、自らも、そしてその組織も、予期せぬ出来事に対処する態勢を常に持っていることである。

 成功者はあらゆる局面に目を光らせ、次の大きな取引もスケジュールを前倒しし、予算内で達成する。そして言う。「運が良かっただけですよ」。

 では、一般のビジネスリーダーは、どうすればこのようにできるのか?

 予期せぬ状況に適切に対応するカギは、これら成功者が持っている「運を最大に生かす」習慣を身につけることである。

 運を最大に生かして成功した好例として、NASA(米国国立航空宇宙局)と欧州宇宙機関などによる「IUE(国際紫外線探査衛星)」プロジェクトがある。衛星から得られるデータを天文学者に供給したり、データ分析のためのソフトウェア製品などを提供する、というプロジェクトである。

 このプロジェクトは大成功を収め、当初5年間の予定のミッションが結局14年近く延長された。

 このプロジェクトのマネジメントから、運を最大に生かすノウハウを学ぶことができる ―― 。

*  *  *

 マネジャーは、運を最大に生かすスキルを身につけ、また組織全体を育てていく必要がある。

 それが社員の姿勢、仕事の能力、手法や手順の中に浸透していくと、最終的には組織全体の習慣として根づき、会社の運が生かされることになる。

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