2022.10.14

ビジネスにおける“タイパ”!? 短い時間で優れた成果をあげる「時間術」

ビジネスにおける“タイパ”!? 短い時間で優れた成果をあげる「時間術」
前回に引き続き、「短い時間で優れた成果をあげる」秘訣を説いたビジネス書をご紹介します。2回目のテーマは「時間術」です。
時間を有効に使うべきだとわかっていても、私たちはついつい時間をムダにしがちです。ダラダラと長いだけの会議、スマホやSNSへの依存、そして、仕事を引き延ばしてしまうクセ…。こうしたムダを断ち切り、時間を効率的に使うためのテクニックが身につく良書5冊を選書しました。
「時間日誌」をつける、整理・集中を意識する、一番大事な仕事を見極めて先に手をつける、等々。いずれの書も、すぐに実践できるノウハウが満載です。
2回にわたってお届けしましたこのシリーズが、皆様の仕事における“タイパ”向上の一助となれば幸いです。

2021年8月号掲載

超速

今、多くの仕事で合理化・自動化が進む。にもかかわらず、生産性の伸びは停滞気味。要因の1つは、人々が無駄な会議やデジタル端末に時間や意識を奪われていることだ。これらに振り回されずに生産性を上げるには、どうすればいいか。その方法を、整理・集中などのスキルを柱に紹介する。有効かつ即使えるテクニックが満載だ。

著 者:ウィル・デクレール、バオ・ディン、ジェローム・デュモン 出版社:サンマーク出版 発行日:2021年5月

2019年9月号掲載

ハーバード式「超」効率仕事術

ビジネススクールで教鞭をとり、資産運用会社の会長など複数の役職を務めるかたわら、執筆活動も。様々な仕事を手掛け、かつ成果を上げてきた著者が、その超人的な仕事術の秘訣を明かした。目標を設定し、優先順位をつける。雑事に手間をかけない。日課を守る…。効率よく生産性を上げるための実践的なアドバイスが満載。

著 者:ロバート・C・ポーゼン 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫) 発行日:2015年3月

2015年11月号掲載

カエルを食べてしまえ! 新版

「カエル」とは、あなたにとって最も難しく重要な仕事のこと。とかく後回しにしがちな厄介なカエルを見極め、朝一番に「食べてしまう」、つまり、やり遂げるための原則を説く。「何を成し遂げたいかをはっきりさせる」「仕事をランクづけする」「テクノロジーによる時間の浪費をやめる」等々、役立つアドバイスがわかりやすく示される。2002年刊同名書の改訂新版。

著 者:ブライアン・トレーシー 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2015年8月

2012年3月号掲載

「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則 集中力を最高にする時間管理のテクニック

原著は、米国で四半世紀以上読み継がれているロングセラー。タイム・マネジメント(時間管理)の権威が、時間を有効に使うためのコツを指南した書である。自分の時間の使い方を調べる「時間日誌」のつけ方、現実的な予定の立て方、大事な仕事をついつい後回しにしてしまう「引き延ばし癖」の克服法など、様々な時間管理のテクニックが示される。

著 者:メリル・E・ダグラス、ドナ・N・ダグラス 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2012年1月

2011年8月号掲載

課長の時間術

かつてリクルート社で管理職を務めた人物による時間術の書。4つの情報誌の編集長を兼務するなど、多忙な日々を送る中で会得した、“時間を自らひねり出す”ための60のコツを明かす。「スケジュールは15分単位で刻む」「やることを決める前に、やらないことを決める」…。紹介されるその時間術は、多忙な組織のリーダーにとって、大いに参考になるだろう。

著 者:田中和彦 出版社:日本実業出版 発行日:2011年6月

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