2023.10.10

空気を変えよう! ~職場環境改善のアイデア

空気を変えよう! ~職場環境改善のアイデア
上司と部下の間、異なる部署の間に溝があり、信頼関係を築けない。残業が多く、長時間労働が常態化している…。
このような問題に頭を痛める管理職の方は少なくないでしょう。しかし、職場環境の改善は難しく、多くの会社で“悩みのタネ”となっています。
そこで今回は、悪しき空気を変え、より良い職場に変えていくためのアイデアが詰まった5冊の良書をご紹介します。
対話を重ねることで新しい関係性を築く、仕事の裁量の余地を大きくする、共通の目標や価値観を共有する、等々。これらのノウハウが、職場改善を願う皆さまの参考となれば幸いです。

2023年5月号掲載

他者と働く ――「わかりあえなさ」から始める組織論

上司と部下、開発部と営業部…。組織における人間関係、立場の違いから起こる問題は、ノウハウだけで解決するのは難しい。必要なのは、他者との間の「溝」に気づき、そこに「橋を架ける」こと。その方法を、気鋭の経営学者が説く。論破するのでもなく、忖度するのでもない、すべての人間関係に有効な「対話」の教科書だ。

著 者:宇田川元一 出版社:ニューズピックス 発行日:2019年10月

2022年11月号掲載

「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法

よい“話し合い”には、「対話」と「決断」が欠かせない ―― 。参加者が人の話を聞かず、何も決まらない長時間の会議が多くの組織で頻発している。そんな残念な話し合いを有意義な場に変えるためのヒントを、人材開発の研究者が説いた。本書で示される“作法”を実践すれば、相互理解が深まり、納得感ある結論を導けるはずだ。

著 者:中原 淳 出版社:PHP研究所(PHPビジネス新書) 発行日:2022年9月

2019年7月号掲載

ブラック職場があなたを殺す

長時間労働、上司の過剰な要求…。今日、過酷な労働条件が当たり前の職場は少なくない。仕事量は多く、人手は足りず、上司から急かされ続けて、心を病む。この種の話は枚挙にいとまがない。こうした「ブラック職場」で働く人の命を守るには、何をすべきか? 組織行動論の大御所が、職場環境を改善するための5原則を示す。

著 者:ジェフリー・フェファー 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2019年4月

2008年4月号掲載

不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか

「おはよう」の挨拶もなく、皆淡々と仕事を始める。何となくイラついた雰囲気が漂う…。こんな“ギスギスした職場”が今、増えつつある。会社を悪くしたいと思う人は1人もいないはず。それなのに、なぜか社員同士が協力し合えず、ストレスのたまる職場となる。本書は、そんな現状を社会心理学の観点などから分析、併せて職場を改善するための具体策を示す。

著 者:高橋克徳、河合太介、永田 稔/渡部 幹 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2008年1月

2021年6月号掲載

職場の「感情」論

コロナ禍に伴いリモートワークが広がっている。リモートワークには、メリットもあるがデメリットもある。相手の気持ちがわかりにくく、信頼関係が壊れやすいのだ。こうした「感情」の問題は従来から職場にあったが、リモートワークで明確になった。職場の良し悪しを左右するこの感情について、各種の研究成果を交え説く。

著 者:相原孝夫 出版社:日経BP・日本経済新聞出版本部 発行日:2021年3月

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