2020.7.20

会議を“レベルアップ”しよう

会議を“レベルアップ”しよう
1日に5500万回開催され、かかる費用は年間1兆ドル以上 ―― 。
この数字は、近年のアメリカにおける“会議”について出された試算です。
膨大なコストをかけているにもかかわらず、それに見合った成果を上げられる会議はそう多くありません。
同様のことは、日本においても言えるでしょう。
回数が多い、時間が長い、参加者が多い…。
今回は、こうした無駄を一掃し、会議を“レベルアップ”させるコツを説いた5冊の書籍を選り抜きました。
非効率な会議の生産性を上げ、きちんと問題解決できる場に変える。いずれも、そんなアイデアに満ちています。

2020年4月号掲載

SUPER MTG スーパー・ミーティング

ミーティングは出席者の時間を奪い、組織を疲弊させてしまいがち。ゆえにたいていの企業は、それを「時間の無駄づかい」「必要悪」などと捉えている。だが、ミーティングの問題を改善し、生産性を上げることは可能だ。そう語る組織心理学者が、自らの研究成果を基に、ミーティングの有効性を高める具体的ノウハウを披露する。

著 者:スティーヴン・G・ロゲルバーグ 出版社:サンマーク出版 発行日:2020年1月

2014年3月号掲載

会社を変える会議の力

時間をかけて議論したのに何も結論が出ない、何の目的のために決めたかわからない…。世間では、会議は“ダメなものの象徴”になっている。しかし、会議には「会議モドキ」「ダメな会議」がある一方、真の問題解決に役立つ「本当の会議」があると指摘。「目的」「議題」「資料」「メンバー」の4つの点から、ダメな会議の病巣を明らかにし、打ち手を示す。

著 者:杉野幹人 出版社:講談社(講談社現代新書) 発行日:2013年12月

2009年7月号掲載

対話する力 ファシリテーター23の問い

メールの普及によって、生身の人間同士のコミュニケーションが取れない若者。金融危機に対し、どう対処すべきかという議論がないままの日本…。今の我々には、「対話」が欠けている。こう指摘する2人の著者が、対話する力を育むための手法、「ファシリテーション」について語り合った1冊。その本質論から実践する際のコツまでが、わかりやすく説かれている。

著 者:中野民夫、堀 公俊 出版社:日本経済新聞出版社 発行日:2009年5月

2007年12月号掲載

ファシリテーター養成講座 人と組織を動かす力が身につく!

ファシリテーションといえば、会議を効率的に進めるスキルとして語られることが多い。だが、効果的なファシリテーションのためには、スキルとともにマインドが重要になる。本書では、ファシリテーション本来のあり方を、IQ的側面、そして「こころの知能指数」と言われるEQ的側面の両面から解説。事例も豊富で、わかりやすく、実践に役立つ1冊となっている。

著 者:森 時彦 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2007年9月

2003年1月号掲載

会議革命

日本のホワイトカラーの生産性が低いのは有名な話。その1つの要因は「不毛な会議」の多さだ。バブル崩壊以降、会議の数は減ったと言われているが、まだまだ無駄な会議が多い。本書は、会議というものを根本から見直し、クリエイティブなアイデアが必ず生まれるような会議のやり方を提案する。具体的かつ実践的な内容になっている。

著 者:齋藤 孝 出版社:PHP研究所 発行日:2002年10月

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