2021.7.9

誰を、どう狙う? マーケティング戦略の思考法

誰を、どう狙う? マーケティング戦略の思考法
かつてピーター・ドラッカーは、「マーケティングの狙いは、販売努力を不要にすることにある」と語りました。
顧客を知り尽くした上で、何もしなくても売れるような、顧客にふさわしい製品やサービスを提供する。それがマーケティングの目指すところ、というわけです。
名言ではありますが、では、それをどう実現すればいいのか。日々の現場では苦慮されている方も多いのではないでしょうか。
顧客のニーズをどう掘り下げるか。誰を、どの視点から狙うのか…。今回は、そうした悩みに効く良書5冊を厳選。自社のマーケティング戦略を強化する上で、これらが参考になれば幸いです。

2019年7月号掲載

実践 顧客起点マーケティング

強いマーケティング戦略を作るには、大勢ではなく、たった1人を深掘りせよ ―― 。こう語る著者が、1人の顧客の分析を基に、潜在顧客を顧客化、ロイヤル顧客化する「顧客起点マーケティング」の理論と実践を公開。P&G、ロート製薬、スマートニュースなどで豊富な実績を上げてきたマーケターによる、説得力ある“使える”1冊だ。

著 者:西口一希 出版社:翔泳社(MarkeZineBOOKS) 発行日:2019年4月

2018年8月号掲載

戦略インサイト

「インサイト」とは、人々の潜在的なニーズのこと。ヒット商品の裏には、これに基づくマーケティング戦略があるという。例えば、パナソニックの電動歯ブラシ「ポケットドルツ」は、女性の心理を掘り下げて成功した。そんな「インサイト起点のマーケティング」の第一人者が、この手法の概要、具体的な取り組み方を語る。

著 者:桶谷 功 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2018年5月

2018年4月号掲載

ファンベース

副題は、「支持され、愛され、長く売れ続けるために」。人口急減や情報過多などで、新規顧客の獲得が難しい今日、売上を伸ばすカギは「ファンベース」だという。これは、自社の商品やブランドのファンをベース(土台)にして、中長期的に売上や価値を上げる、という考え方。その重要性と具体策を、多様な事例を交えて説く。

著 者:佐藤尚之 出版社:筑摩書房(ちくま新書) 発行日:2018年2月

2018年2月号掲載

オリジナリティ

副題「全員に好かれることを目指す時代は終わった」。進化したAIが人の仕事を奪う時代、「オリジナリティ」が生き残るカギだという。「何でもできます、ではなく、これしかできません」が大切。本書では、競争が激しい食の世界で、独自性を貫き通すプロたちの話を紹介、オリジナリティを築くためのヒントを示す。

著 者:本田直之 出版社:日経BP社 発行日:2017年11月

2019年9月号掲載

カスタマーサクセスとは何か

「カスタマーサクセス」は、米国生まれの新たな概念。顧客にモノではなく、“成功”を届けるというもので、デジタル時代に主流となるお得意様戦略だ。だが、日本企業の対応は鈍い。従来のモノ売り切りモデルが行き詰まる中、日本企業にこそ必須の重要概念だと言う著者が、具体例を挙げつつ、その本質、成功要因を説く。

著 者:弘子ラザヴィ 出版社:英治出版 発行日:2019年7月

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