2024.7.10

インフレの“リスク”

インフレの“リスク”
コロナ禍の後にやってきたのは、インフレ(物価上昇)でした。頻繁に報道される値上げのニュースは、私たちの社会が新たな時代に突入したことを教えてくれます。
さて、インフレには「良いインフレ」と「悪いインフレ」があるといいます。「良いインフレ」とは、物価上昇に伴って所得も増え、需要が増大していく状態のこと。一方、「悪いインフレ」とは、物価は上昇しているのに所得が増えず、需要が減退していく状態です。
現在のインフレが今後どちらの方向に進むのかは不透明ですが、そのリスク面について考えておくことは大事でしょう。そこで、今回の特集では「悪いインフレ」に注目し、そのリスクを解説した良書5冊を選びました。
スタグフレーションやハイパーインフレなど、起こるはずがない――。私たちはそう思いがちですが、同じように考えていた過去の人々は、一体何を経験したのか。歴史から得られる教訓を、今日の私たちは忘れてはならないでしょう。

2024年5月号掲載

僕たちはまだ、インフレのことを何も知らない ――デフレしか経験していない人のための物価上昇2000年史

数十年ぶりに、世界中で「インフレーション」(物価上昇)が、冬眠から目覚めつつある。なぜか? これからどうなるのか? 取るべき対策とは? 欧州最大の銀行HSBCの上級経済顧問が、歴史を振り返りながら、インフレについて述べる。デフレしか経験していない世代にとり、インフレにまつわる謎が解ける良きガイドである。

著 者:スティーヴン・D・キング 出版社:ダイヤモンド社 発行日:2024年3月
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2023年8月号掲載

インフレ課税と闘う!

実質賃金がマイナス、実質金利がマイナス…。2022年から加速したインフレで、私たちの所得や金融資産の実質的価値は、目減りする一方だ。増税同様、生活を圧迫する、この“インフレ課税”に政府・日銀はどう対応するのか? 巨額の政府債務残高の問題と絡め、金融市場を知悉するエコノミストが解説する。

著 者:熊野英生 出版社:集英社 発行日:2023年5月
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2023年1月号掲載

MEGATHREATS(メガスレット) 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威

人類は今、様々な「巨大な脅威(メガスレット)」に直面している。過剰債務、スタグフレーション、脱グローバル化…。これらの脅威はかつてない規模で進み、広範囲に大損害をもたらす可能性が高い。破滅は目の前だ! かつて2007年の世界金融危機を予知し、対応した米国の経済学者が、“世界大混乱”を警告、備えを促す。

著 者:ヌリエル・ルービニ 出版社:日経BP・日本経済新聞出版 発行日:2022年11月
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2012年9月号掲載

スクリューフレーション・ショック 日本から中流家庭が消える日

「スクリューフレーション」とは、スクリューイング(中流層の貧困化)とインフレーションを掛け合わせた造語で、中流層の貧困化とインフレが同時に起きること。企業の業績は伸びても給料は上がらず、一方で食料品やガソリン等の生活必需品が値上がりして生活は苦しくなる…。米国で発生し、日本でも起きつつある新たな経済現象に、気鋭のエコノミストが迫る。

著 者:永濱利廣 出版社:朝日新聞出版 発行日:2012年7月
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2023年1月号掲載

ハイパーインフレの悪夢 ――ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する――

1923年、ドイツは空前絶後のハイパーインフレに見舞われた。毎日、商品は値上がりし、紙幣は紙くず同然に。そして国が破綻…。通貨の価値が10年前の1兆分の1になるという「通貨の崩壊」は、なぜ起きたのか? パニックに陥った国民、困難な決断を先延ばしにした政治など、当時の状況を克明に描き、我々の反面教師とする。

著 者:アダム・ファーガソン 出版社:新潮社 発行日:2011年5月
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