2024年5月号掲載

なぜマンションは高騰しているのか

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著者紹介

概要

1億円は、普通。なかには、数億円、数十億円の物件も ―― 。近年、「超高額マンション」が増え続けている。どんな人が、どんな思惑で購入しているのか? その実態を、不動産業界の第一人者が解説する。節税目的や転売利益狙いなど、過熱する市場の背後に見えてくるのは、単なる「住居」ではないマンションの姿である。

要約

増え続ける“億超え”マンション

 「新築マンションの販売価格が1戸で55億円」

 2017年4月、三井不動産レジデンシャルが分譲した「パークマンション檜町公園」が世間を騒がせた。住戸面積580m²、1坪(3.3m²)あたり3135万円という天文学的な価格である。

 この金額を上回ったのが、2021年4月に分譲された「マーク表参道ワン」だ。最高価格の住戸は626.93m²で67億6000万円、坪単価3564万円。さらに、この記録を塗り替える物件も登場した。

億ションはもはや普通の物件

 かつて超高額マンションと言えば1億円、いわゆる「億ション」だった。ところが今や、それは普通のマンションに成り下がった。

 不動産経済研究所の調査によれば、2023年上半期、首都圏における新築マンション供給戸数は1万502戸。平均価格は8873万円と、前年同期比で36.3%もの大幅な値上がりとなった。

 これを東京23区に限定すると、平均価格は1億2962万円、同60.2%上昇になる。庶民感覚から言えば、都区内の新築マンションは手が届かないのが、今のマーケットの現実である。

超高額マンションがよく売れている

 億ションが普通のマンションなら、超高額マンションとはどのような物件、金額になるのか。

 近時の業界調査では、坪単価で700万円を超えるものを高額マンションとして扱う。坪単価700万円だと、100m²(30坪)で2億円を超える。

 そして、業界関係者が一様に口にするのは、こうした超高額マンションがとてもよく売れているという現実である。

 では、超高額マンションは、どのような人たちがどんな動機や思惑で買っているのか。

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