2021年9月号掲載

パーソナリティを科学する

Original Title :PERSONALITY:What Makes You the Way You Are

コミュニケーション・心理学

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著者紹介

概要

職場、外出先、友人関係…。私たちは人生の様々な場面で、同じような成功や失敗をする。それは、人間には永続的なパーソナリティ傾向があるから。心理学者の著者は、パーソナリティには5つの因子があり、これをもとに、その人の行動傾向が見て取れるという。本書は、この5因子をわかりやすく解説。さて、あなたの特性は?

要約

パーソナリティの5因子モデル

 恋愛、キャリア、友情 ―― こうした人生の大きな局面で私たちがとる行動は、時を経ても一貫している傾向がある。そのため、しばしば同じ種類の成功や失敗を繰り返す。

 それだけではない。買い物をしたり、見ず知らずの人に話しかけたり、といったちょっとした行動にも、その人の人生全体から見えるものと同じタイプのパターンが見えるのだ。

 すなわち、人間には永続的なパーソナリティ傾向がある。それらは、神経システムの配線のされ方に由来し、様々な状況で人間がどう行動するかをある程度まで予測するものである。

 人間のパーソナリティを論じるための枠組みとして最も総合的で、最も信頼性をもつのが、「パーソナリティの5因子モデル」と呼ばれるものだ。

 このモデルの基本となる考えは、パーソナリティには5つの主要次元 ―― 外向性、神経質傾向、誠実性、調和性、開放性 ―― があり、すべての人間の性格はそれぞれの次元に沿って様々に異なる、というものである。

 すべての人について、5つの次元にそれぞれ対応する5つのスコアを出すことができる。そしてそのスコアからは、その人が一生を通じて見せる行動傾向について、きわめて多くのことが見てとれるのである。順に見ていこう。

 

【①外向性 ―― 放浪者】

 外向性のスコアが高い人は、低い人にくらべて日常生活の中でたえず、喜び、欲望、熱中、興奮といった状態を示すことが多い。つまり、外向的な人はポジティブな情動を多くもつ。

 すなわち外向性とは、ポジティブな情動の反応に見られる個人差である。外向性のスコアが高い人は反応性が高く、仲間、興奮、達成、賛美などの快感を手に入れるために必死になる。

 一方、スコアの低い人は、ポジティブな情動システムの反応性が低いため、こうしたものを手に入れることの心理的利益も少ない。

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