アイデアのつくり方

Original Title :A Technique for Producing Ideas

イノベーションスキル・能力開発
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著者紹介

概要

アイデアとは、「既存の要素の新しい組み合わせ」である ―― 。米国の広告マンが、自らの経験から導き出したアイデアづくりの要諦を伝授。既存の物事の関連性を見いだし、アイデアを生み出す方法を単純明快にまとめている。1940年の初版刊行(原著)以来、多くのビジネスパーソンに読み継がれてきた、バイブルと言える書だ。

要約

アイデアは新しい組み合わせ

 私が広告代理店の役員をしていた時、ある雑誌社の広告部長が私のオフィスにやってきた。

 彼は、どうすればもっと広告のセールスを拡張できるかを検討していた。そしてやるべきことは、アイデアを売ること、という結論に達したという。だが、肝心のアイデアをどうして手に入れたらいいかがわからない。彼は私にこう質問した。

 「あなたは、いくつもすばらしい広告のアイデアを作ってこられた。一体どうやってそれを手に入れられたのですか」

 私は良い返答ができなかった。それ以後、私はこの問題について考えてきた。

経験による公式

 南太平洋の海に、突然島が出現するという物語がある。昔の船乗りたちによると、海図の上では深い青海原しかないところに、突如として美しい珊瑚の環礁が出現することになっている。

 アイデアもこれと同じだと私は考えてきた。それは、出し抜けに私たちの心の表面に現れる。珊瑚の環礁と同じような不可解さを伴って。

 しかし、南海の環礁は、実は無数の目に見えない珊瑚虫の海中におけるしわざであることがわかっている。そこで、私は自問してみた。

 アイデアだって、これと同じことではないだろうか。それは、私たちの意識下で進行するアイデア形成の、長い、目に見えない一連の心理過程の最終の結実に他ならないのではないか。

 もしそうなら、この心理過程は、それに従ったり、応用したりできるように跡付けてみることができないだろうか。端的にいえば、「アイデアをどうして手に入れるか」という質問に対する解答として、1つの公式が開発できないだろうか、と。

 そして、長い間考え抜いた末にこう結論した。

 ―― アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程であるということ、アイデアの製造過程も1つの流れ作業であること、その作成に当たって私たちの心理は、習得したり制御したりできる操作技術によって働くものであること、そして、なんであれ道具を効果的に使う場合と同じように、この技術を修練することが、これを有効に使いこなす秘訣である。

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