プラットフォームの経済学

Original Title :MACHINE, PLATFORM, CROWD:HARNESSING OUR DIGITAL FUTURE

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著者紹介

概要

副題「機械は人と企業の未来をどう変える?」。近年、急速に能力が向上した「マシン」は、人間から仕事を奪うのか。運輸業のUberをはじめ、「プラットフォーム」が勢いを増す中、既存企業が生き残る道とは。今、ビジネスの世界を大きく変えつつあるトレンドを示し、それと向き合い、活かし、成功するためのヒントを提供する。

要約

3つの革命

 かつて産業革命が技術と経済に大きな変革をもたらした。近年も同じように、ビジネスの世界を大きく変える3つのトレンドが生まれている。

マシン、プラットフォーム、クラウド

 第1のトレンドは、「マシン」すなわちコンピュータの能力が急速に成長・拡大していることだ。

 第2のトレンドは、FacebookやAirbnb(エアビーアンドビー)のように、有形資産をほとんど持たない若い企業が、多大な影響力を獲得していること。これらの企業は、様々な情報を収集・交換する「場」、一言で言えば「プラットフォーム」を提供する企業だ。

 第3のトレンドは、「クラウド」の力が改めて注目されるようになってきたこと。これは、クラウドコンピューティングのクラウド(cloud)ではなく、クラウドファンディングのクラウド(crowd)であり、膨大な数の人々の知恵や知識や情熱を意味する。それらは世界中に分散し、十分に活用されてこなかったが、今やオンラインでアクセスし、グループを形成し、活かすことが可能になった。

3つのペアの新しいバランス

 この3つの要素には、対になる相手がいる。

 マシンと対になるのは、「人間の知性」である。例えば、ロボットと組立ラインの労働者は、マシンと人間の組み合わせだ。

 プラットフォームと対になるのは、「物理的な世界のモノやサービス」。例えばUber(ウーバー)はプラットフォームだが、利用者を運ぶのは生身のドライバーであり、物理的な車である。

 クラウドと対になるのは、国や企業など様々な組織が長年培ってきた専門知識、しくみ、能力だ。これを基幹という意味で「コア」と呼ぶ。例えばMicrosoftのコアは、オペレーティングシステムやソフトウェアの開発である。

 近年の技術の変化を踏まえ、企業は人間とマシン、モノやサービスとプラットフォーム、コアとクラウドのバランスを見直す必要がある。どうすれば、マシン、プラットフォーム、クラウドの能力を最大限に引き出せるのか ―― それを理解することが、今日の経済で成功のカギとなる。

 

人間とマシン

 では、人間とマシンの新しい組み合わせから論じていこう。

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