2016年3月号掲載

アンドロイドは人間になれるか

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著者紹介

概要

姿や動き、声が人間そっくりの美人アンドロイドが登場するなど、近年、ロボットの進化が目覚ましい。人と見まがうばかりの彼・彼女らの存在は、私たちに次の問いを突き付ける。「ロボットと人間の境界とは何か」「人間とは何か」。哲学的ともいえるこの問題を、世界的ロボット工学者が、開発したロボットを紹介しつつ考える。

要約

ロボットと“心”

 僕は、人間らしいロボットの開発を目指している。そして、いつか人間を作れると思っている。

 誰もが「このロボットは心を持っている」と思うロボットが実現できれば、それは人間と一緒だ。

 本書では、僕が開発してきたロボットを紹介しながら、「人間とは何か」を考えてみたい ―― 。

不気味なのに愛されるロボット

 僕が作ったロボットで、最も「気持ち悪い」と言われるのは「テレノイド」(下写真)だ。これは、人間として必要最小限の「見かけ」と「動き」の要素のみを備えた通話用のロボットである。

 

 

 動くのは、主に目と首と手のみ。小型のボディに、肌ざわりのいい外装。これを抱えながら互いに通信し合うと、遠隔地で操作している知人が、すぐそばにいるような存在感を得られるのだ。

 老人たちは、なぜ自分の息子たちとの対面でのコミュニケーションより、「テレノイド相手に息子と話す方がいい」と言うのか。

 テレノイドを通じての対話なら、家族が内心抱いている「親の世話をするのは面倒くさい」という雰囲気や、不安が表情に出ることもなく、それが親に伝わることもない。だから高齢者は「テレノイドと話す方が快適だ」と言うのである。

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