現場論

マネジメント組織・人事
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著者紹介

概要

「2004年 TOPPOINT読者が選ぶベストブック」投票で、第1位に輝いた遠藤功氏の『現場力を鍛える』。それから10年。この間、さらに数多くの現場を訪ね、取り組みを観察してきた氏が、“集大成”と位置づける1冊。卓越した競争力を持ち、継続的改善により進化を続ける強い現場を、どのように築くか。論理・実践の両面から、「非凡な現場」のつくり方を示す。

要約

現場とは何か

 これまで、ほとんどの日本企業は、現場を重視する経営を指向してきた。これがいつの頃からなのか、誰が言い始めたのかは定かではないが、日本が近代国家を目指し、工業生産に力を入れ始めた頃には現場重視の考え方が存在した。

 しかし、現場という言葉の使い方は千差万別で、その定義は実に曖昧だ。現場とは何なのか?

 現場の「正体」を探るために、現場を分解していくと、現場が持つ「顔」が浮かび上がってくる。それは次の3つだ。

①「価値創造主体」としての現場

 企業に現場が存在する「目的」は1つである。それは顧客に対して「価値を創造する」ことだ。

 その価値創造を実現するプロセスは、大別すると2つある。どのような価値を生み出すのかを決定する「戦略策定」と、実際に価値を生み出す「戦略実行」の2つだ。戦略策定は本社・本部が担い、戦略実行は現場が担っている。

②「業務遂行主体」としての現場

 現場は、日々膨大な業務を遂行する、「業務の固まり」(業務の集積)である。1つずつの業務をコツコツと日々積み重ねていかなければ、価値が生まれることはない。

 そんな現場の業務には、2つの特徴がある。

・反復性

 現場の業務の大半は、「定型業務」だ。マニュアルやルールに沿って、ルーチンを確実に繰り返すことが求められる。

 自動車の製造ラインでは、決められた手順に則り、作業者が標準作業を反復する。スーパーマーケットの現場では、毎朝担当者が値札貼り、品出し作業などを行う。

 価値創造は、こうした現場の地道な反復業務によって支えられている。

・非同質性

 ルーチンの反復というと、単調だと思うかもしれないが、実際の現場はそれほど単純ではない。

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