2010年11月号掲載

課長力

スキル・能力開発リーダーシップ
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著者紹介

概要

企業の中核を担う課長には、難題に立ち向かい、それを「突破」する力が不可欠である。本書は、メガヒット商品となったアキレスの子供用シューズ「瞬足」を生み出した課長、無印良品の化粧品分野を成功させた課長など、様々な困難を突破した6人の課長の実例を示しつつ、突破に必要な6つの力を解説。そして、そうした力を持った課長を育てるための方策を探る。

要約

課長の力が会社を変える!

 経営者から、「この頃の課長はふがいない」などの嘆きの声を聞くことが多い。

 確かに今の課長たちの多くは、与えられた職務を無難にさばく能力は高いかもしれないが、難題にチャレンジし、障害を「突破」しようとする意欲と力量に欠ける面がある。

 突破することなしに、新しいものは生まれてこないし、企業の変革は成し遂げられない。

 そして、その先兵は課長である。突破力を備えた課長をどれだけ育成できるか。日本企業の未来は、そこにかかっていると言っても過言ではない。

 この突破を仕掛け、成功させた課長の1人に、アキレスの久住登がいる。

 同社の大ヒット商品に、「瞬足」という子供用シューズがある。2009年度の販売数は、実に630万足。この空前のメガヒット商品の最初のコンセプトを思いついたうちの1人が、久住だ。

 01年秋、久住は娘の運動会に行った。その時、徒競走で転倒する子供が実に多いことに気づいた。

 そして、それは突拍子もない発想へとつながる。「トラック競技は左回りばかり。それなら、靴底の左側にグリップを付けて、左に曲がりやすいシューズを作ったら、転ぶ子が減るのではないか」。

 だが、靴の構造は左右対称が常識であり、「左右非対称」のシューズなどあり得ない発想だった。

 それは本人も認識していたが、その時、彼は営業課長との兼務という形で新商品開発プロジェクトチームのメンバーに入っていた。そこで、「常識外れ」ではあるが、自らのアイデアを提案した。

 しかし、久住のアイデアは全く相手にされなかった。他のメンバーは「そんな靴じゃまっすぐ歩けない」などといった“もっともな”理由を挙げ、 結局、久住のアイデアは棚上げとなった。

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