2008年11月号掲載

イノベーションへの解 実践編 イノベーターの確たる成長に向けて

Original Title :The Innovator's Guide to Growth:Putting Disruptive Innovation to Work

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著者紹介

概要

企業のイノベーションに関する落とし穴を指摘し、世界的ベストセラーとなった名著『イノベーションのジレンマ』。そこで指摘されたのが、業界の常識を打ち破るような「破壊的イノベーション」の重要性だ。では、それを生み出すためには、具体的にどのようにすればよいのか? 本書では、任天堂のWiiなどの最新事例を挙げながら、その実践方法を提示する。

要約

「非消費者」の識別

 自社の最良の顧客の声に集中する企業は、新しい成長事業の機会を逸してしまうことが多い。

 顧客の声を聞くことは重要だ。しかし、最良の顧客の声だけに集中する企業は、主流の顧客にとって過剰に優れた製品やサービスを提供してしまう結果になりがちである。

 このような「過剰満足」状態は、単純で、安価なビジネスモデルで武装した「破壊的イノベーター」に絶好の機会を提供してしまう。

 多くの業界において、このようなパターンの結果、市場リーダーが破壊的イノベーションによる成長の機会を逸するという結果になっている。

 では、自社が破壊的イノベーションによる市場創造を実現するにはどうすればよいのか?

 それには、まず今の消費者ではなく、何らかの理由で消費を行えない顧客について考えねばならない。つまり「非消費」に注目するのである。

「非消費」とは?

 非消費とは、消費の不在を意味する。つまり、何らかの障害によって消費が妨げられている人(非消費者)、あるいは消費できない状況を指す。

 ほとんどの場合、企業がこの非消費者に注目すると、自社の潜在的市場ははるかに大きくなる。

 例えば、米国では世帯の90%以上がケーブルテレビに加入している。この場合、ケーブルテレビの市場は飽和しているように思える。

 だが、「視聴者がテレビの前に座っていない時、番組を見る機会はどれくらいあるか」と考えてみると、市場は一気に広がる。

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