2007年4月号掲載

スティーブ・ジョブズ 神の交渉術

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著者紹介

概要

アップルコンピュータの創業者として知られるスティーブ・ジョブズ。栄光と挫折を繰り返す、波乱の生涯を送ってきた彼は、絶対に強気な姿勢を崩さない交渉術と、恩人でさえ裏切る冷徹な権謀術数を駆使して、数々の挫折を乗り越えてきた。彼のビジネス人生を振り返り、その独裁ぶり、強烈な交渉術、策略の数々を紹介し、競争社会に勝ち残るヒントを示す。

要約

「正義」は最悪の武器である!

 シリコンバレーの天才スティーブ・ジョブズは、稀代のカリスマ経営者である。

 世にない「ものすごいもの」を生み出すことに情熱を傾け、優秀な人材を惹きつけてやまない。

 その半面、恐ろしく自己中心的で、容赦ないワンマン経営者でもある。策略と策謀をめぐらせて、あらゆる交渉に勝ち続ける。

 その激烈で型破りな交渉と戦いの中には、激動の世を生き抜くヒントが隠されている。

状況が変われば味方も変えよ

 ジョブズの波乱の人生は、1976年、21歳でアップルコンピュータを創業した時から始まる。

 25歳で株式上場により億万長者となるが、自己中心的な行動が災いし、30歳で同社を追われる。

 その彼が41歳にしてアップルにカムバックを果たしたのは、ひとえに、96年から同社のCEOを務めていたギル・アメリオのおかげだった。

 ジョブズはアップルを追われた後、ネクストという会社を立ち上げたものの、赤字続きだった。

 アメリオは、新たなOSとアップルのカリスマだったジョブズを手に入れて、経営を上向かせようと楽観的に考えていた。

 だが、ジョブズはこの恩義をあっさり無視する。それどころか、恩人アメリオの失脚を狙って一種のクーデターまで推し進めていく。

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