2007年2月号掲載

1週間は金曜日から始めなさい 仕事と人生が楽しくなる時間活用術

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著者紹介

概要

著者は、独自のビジネス手法で、借金3億円を抱えた会社を年商23億円の優良企業に変えた人物。多忙な社長業の傍ら、数多くの講演をこなし、温泉旅行を楽しみ、毎日しっかり6時間眠る。「人が何かをやりたいとき、時間がそれを拒絶することはない」。そう語る著者が、自らの体験に基づき、仕事と人生が楽しくなる、誰でもすぐにできる時間活用術を紹介する。

要約

タイムマネジメントの基本

 「時間がない」と悩んでいる人は多い。その一方、人一倍多くの仕事に取り組み、多彩な趣味を楽しむ人もいる。この“時間貧乏”と“時間リッチ”の差はどこにあるのか?

時間は「引き算」ではなく「足し算」で考える

 時間貧乏の人は、「やることがたくさんあるから、時間がない」と考える。だが、これは誤解だ。

 「何かをやりたいが時間がないからあきらめる」「何かをやるために今やっている何かをやめる」という考えでは、時間は自由にはならない。

 時間リッチになるための大原則は、そうした引き算の発想を捨て、「あれか、これか」ではなく「あれも、これも」の足し算の発想に切り替えることだ。なぜなら、あれもこれもやることによって、“時間密度”が高まるからである。

 昔から「忙しい人に仕事を頼め」というが、理屈はこれと同じで、多忙だからこそ、時間を効率よく使う知恵も生まれてくる。

 時間密度を高めるには、「1つの行為を、いくつかの目的のために利用する」ことだ。

 例えば、地方の講演に行った時は地元のデパートを物色し、タクシー運転手に話を聞く。そうすることで、その地方の景気などがよくわかる。すなわち、「1粒で何度もおいしい」状況が作れる。

忙しい時に勉強すると、心のゆとりが生まれる

 忙しい時に勉強すると、心にゆとりが生まれる—— 。逆のようだが、実際、そうである。

 人は、知らず知らずのうちに、自分のための時間が削られていき、心に余裕がなくなってくる。

 そんな忙しい人は勉強をすべきだ。勉強する時間とは、自分のために費やす時間である。「自分のために時間を使っている」という事実は、「私は時間の奴隷になっていない」という気持ちを生み、心の余裕を取り戻すことができるのである。

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