2021年3月号掲載

自己を伸ばす 文庫版

Original Title :ENRICH YOUR LIFE:THE DALE CARNEGIE WAY

起業家・人物自己啓発
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著者紹介

概要

『人を動かす』『道は開ける』等の著書で知られる、デール・カーネギー。本書は、彼の生い立ちから、世界各地で開かれている“カーネギー・コース”を開講するまでの歩みを描くとともに、実際に教室で説かれた教えを収録。悩みの中から立ち上がり、真の自己に目覚め、充実した生き方をするためのメソッドの数々が披露される。

要約

カーネギー、その人となり

 自分の資質を活用し、充実した人生を送る。1912年、デール・カーネギーは、そのためのプログラムを開始した。「カーネギー・コース」だ。

 その対象は、あらゆる人種、年齢、職業の男女である。この人たちはカーネギーの提供する技術を活用して、自分たちの生活を、充実した、豊かなものにすることができた。

誕生から世界中にネットワークをつくるまで

 全世界の人々の人生に影響を与えるような業績を残したカーネギー。彼はどんな人物だったのか。

 カーネギーは、米ミズーリ州の農家で生まれた。子供の頃は、父親と一緒に畑仕事に精を出した。高校卒業後、州立学芸大学に入学。授業料は奨学金で賄い、教師になることを目指して勉強した。

 しかし、級友が通信教育コースの販売をして大金を稼いだと聞き、彼もセールスで身を立てようと決心する。卒業すると、その販売会社のセールスマンとなった。だが、あまり成功しなかった。

 その後、肉・肉製品のセールスマンになる。子供の頃、牛や豚の飼育を手伝ったことがあり、食肉市場についても多少の知識があった。ここで、目覚ましい販売実績を挙げ、会社からは幹部への昇進の話があった。それをあっさり断り、俳優になる勉強をするためニューヨークの演劇学校へ。

 だが、俳優としては芽が出ず、車のセールスを始める。当時23歳。彼は自分に向かって言った。

 ―― 人生ってこんなものかね。これが学生時代に夢見ていたお前の人生なのか。あの頃、お前は大きくなったら、たくさんの本を読み、また、自分でも本を書くひまをきっとつくるのだと、心に決めていたのではなかったのか。

 そして、彼は決心する。これからは毎日を著作に費やそうと。自分の著作が売れるようになるまでは、夜間学校で教えて暮らしを立てていこうと。

 では、自分には何が教えられるのか。

 自問し、過去を振り返ってわかったことは、パブリック・スピーキング(人の前で話をすること)で得た経験が、ビジネスを行う上で役立ったということだ。それによって、臆病さと自信のなさを解消し、人とつきあう際の勇気と自信を得た。

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